2023年5月17日水曜日

コミュニティ演習2023 第6回!

みなさんこんにちは!

第6回のコミュニティ演習では、JA東京むさしの高清水さん、JAの青壮年部の田中さん、市の産業振興課農政係の合田さんにお越しいただきました。まず田中さんの畑を見学させていただいた後、学校に戻りインタビューをさせていただきました。

合田さんと西門で合流後、田中さんの畑に向かいました。あいにくの雨でしたが、向かう道中は普段通ることのない住宅街だったので武蔵野市の街並みを見ながら、特徴などいろいろな話を合田さんに教えていただいたり、市民農園を発見したりと充実した時間でした。そんな中、住宅地に突如畑が現れたと思ったら、目的地でした。第一印象は広い!でした。普段武蔵野市を歩いていても畑があるとは想像できない感じだったし、私は地方出身で家がほとんどないような広々とした畑や水田しかイメージになかったので都市にこんなにもしっかりと畑があることに驚き、改めて都市農業に興味がわきました。

畑の横は家。住宅地の隙間に畑があります

畑に到着し田中さんと高清水さんと合流すると、栽培されている作物について一つずつ説明してくださいました。一つの畑で何種類もの作物を育てていて、一つの畑で多種類育てるというのは都市農業の特徴であると学びました。特に印象に残っているのはソラマメです。一つさやの中を見せていただいたのですが、豆は大きく、何より中の綿がとてもふわふわしていて、ソラマメはいい寝床で育っているのだなと思い、面白かったです!

 

何の野菜かクイズで四苦八苦する私たち


ふわふわのクッションに抱かれたソラマメ。本当にふわふわでびっくり


次に二つ目の畑を見学させていただきました。一つ目の畑よりも広くそこでも複数種類の作物を育てていました。そこで一番印象に残っているお話は、その畑が家々にコの字に囲まれているため風の影響を受けるのだといいます。ちょうど中心が被害に合ってしまうらしく、伺った時も中心部分の網が外れてしまっていました。

一通り説明を伺った後、田中さんの農園の直売所を見せていただきました。普段から大人気らしく、すぐ完売してしまうそうです。みなさんお求めであるならばお昼前がおすすめだそうです!

隙を見せると植えた種が鳥に食べられてしまいます


田中さんの自販機。売り切れごめんです

学校に到着後、高清水さんからJA東京むさしについて、田中さんから農業、青壮年部について詳しくお話を伺い、インタビューもさせていただきました。まず、JAさんについては知らないことだらけだったので新たな学びが多かったです。特に印象に残ったお話は、現状外部販売が約20%あり出荷先がない場合市外へ販売していることに対して、どうにかすべて市内で販売したい!地元の人に食べてもらいたい!という強い思いをおっしゃっていたことです。おもわず、JAの直売所にたくさん足を運びたくなるほど地元の野菜に対する熱量を感じました。また、「武蔵野野菜」というブランドを構築をしたい!という話もとても興味深くそのお手伝いがCO+LAB MUSASHINOなどを通してできるならしたいと強く思いました。


JA東京むさしの高清水さん。農協のベテラン職員です

栽培する野菜については農家の田中さんが説明してくれました


次に田中さんが話してくださった農業についても初めて知ることがたくさんありました。特に「野菜品評会」についてが興味深かったです。野菜の形、見た目で栄養があるかなどを評価し賞を決めるもので、実際に賞を取った作物も買うことができるというのが魅力的だと思いました。受賞しているという事実は野菜に関してそれほど詳しくなくてもその野菜がいいものであるということが一目でわかるし、私たちが第一回の授業で「どんな商品を買いたくなるか、買っているか」考えたときに、”よくわからないけど賞を受賞していると買いたくなる”という考えと合っていて面白いと思いました。また、武蔵野市でもハクビシンやタヌキなどに食べられてしまうことがあると知り、都市農業でもそのような悩みがあると思っていなかったので印象に残りました。

実際に話を聞いて、たくさんの新しい学びがあったし、それぞれの立場で都市農業や武蔵野野菜に対する熱い話が聞けてとても充実した2時間でした。

貴重なお話、お時間をありがとうございました!!

さて、次回も再び教室を飛び出し、なにやら貴重なお話が聞けるようです!

最後までブログをお読みいただきありがとうございました!!
次回のブログもお楽しみに♪




担当者:あげパン

2023年5月14日日曜日

コミュニティ演習2023 第5回は休講です

コミュニティ演習 BLOG をご覧の皆さま。

5月8日に予定していました第5回講義は、担当者の渡邉が感染症に罹患したため休講となりました。第4回の更新も遅くなり申し訳ございません。

第6回(5月15日)以降は通常通り再開しますので、今後もぜひご覧ください。


文:渡邉大輔

コミュニティ演習2023 第4回!

みなさんこんにちは!

第4回のコミュニティ演習では、事業者インタビューを行いました。LIBERTÉ PÂTISSERIE BOULANGERIEの森さんにお越しいただき、お話を伺いました。
LIBERTÉ PÂTISSERIE BOULANGERIE

はじめに、正門で森さんと合流した後、少しの時間キャンパスをご案内しました。
本館や図書館、6号館カフェ、お昼はキッチンカーがある3号館と8号館の間などを歩き、教室に向かいました。
キャンパスをご案内

リベルテさんは吉祥寺本町にある、フランス出身のパン屋さんです。フランスの上質な食材や日本各地域の旬な果物など、こだわり抜いたものを使用されています。現在は京都にも店舗があるそうです。

インタビューでは、色々なお話をきかせていただきました。CO+LABに参加するきっかけやブルーベリーデニッシュをはじめとしたCO+LABの商品についてなどの他、様々なお話を聞くことができました。

とくに印象に残ったのは、"フレッシュさを大事にしている"ということでした。先週の散策の際にリベルテさんのパンを購入させていただいたのですが、とても美味しく、あの美味しさはフレッシュさを大事にしているからなのだろうなと思いました。

インタビュー前にはフランスからやってきたパン屋さんということもあり、市外のお客さんを中心にターゲットとしているのではないかと勝手に思っていました。しかしインタビューで伺ってみると、市内のお客さんが多いことや地域の繋がりといった街を大切にしていることがよく分かりました。

難しいなと思った点は、店内にPOPなどはあまり置かないようにしているという点です。CO+LABの商品だということを目立たせるために他にはどんな方法があるのか考えるべきだなと感じました。


インタビューの様子

インタビュー後にはリベルテさんのはちみつのマドレーヌをいただいてしまいました>𖥦<♪

そのままのはちみつが1番美味しいというこだわりのもと仕上げとしてはちみつを塗っているというマドレーヌは、優しい甘さでとても美味しかったです!

使われている蜂蜜もCO+LABの商品です。
最高に美味しいマドレーヌでした


次回はJAさん、そして青壮年部の方にお話を伺います。今回の授業の終わりには次回に向けたインタビューの質問内容も考えました!

読んでくださりありがとうございます!

次回のブログもお楽しみに♩


担当者:めろんぱん










2023年4月26日水曜日

コミュニティ演習2023 第3回!

みなさん、こんにちは!

第3回目のコミュニティ演習では、学校周辺を散策した後、コピス吉祥寺にて株式会社「三浦屋」の外販事業部に勤めていらっしゃる宝沢友紀様、白根寛之様、同社の小売事業部に勤めていらっしゃる古谷一雄様、さらには、コピス吉祥寺の館長の星井良介様、アシスタントマネージャー兼コンテンツ企画室にて勤めていらっしゃる諸岡みどり様、以上5名の方にインタビューさせていただきました!

学校周辺の散策は自分達は一体どういうものをつい買ってしまうのか、それぞれが気になることを見つけ出すフィールドワークでした! 珍しいお店が並ぶ中道通を歩き、美味しそうなものを見つけたり、可愛い雑貨屋さんに立ち寄ったりと、実際に目で見たものを今後に繋げていこう!と、自分達で学びを見つけていく時間でした!

ドーナツを食べたわけではありません

コピス吉祥寺に到着後、まず初めに3階にある‘GREENING広場’に行きました! 飲食イベントや参加型イベントなど、多種多様なイベントが開催される場で、どんな工夫が施されているのか、とても貴重なお話を伺うことができました!! そして、今回はなんと、キッチンカー(キッチンワゴン)の中にまで入らせてもらいました!! 中は思った以上に広く、とてもワクワクした気持ちに、、! 7月のイベントでも何ができるか思いを巡らせました。

GREENKING広場。様々なイベントがおこなわれます

固定のキッチンカー内部。とても広いです


その後、1時間ほどお時間をいただいて、給食などの外販事業と高級スーパー事業を手掛ける「三浦屋」での販売工夫や、強み、今後の課題などをインタビューさせていただきました。

充実した意見交換ができました
質問はいつも緊張します

その中でも特に印象に残った言葉が、「商品の、ストーリー性を大切にしている」という言葉です。私たちは、このコミュニティ演習において、「自己満足」というキーワードを常に念頭において活動を行っています。この「自己満足」というキーワードと「商品のストーリー性」という言葉はどこか繋がる部分があるように感じました。ストーリーを知ってから食べるのと、知らないまま食べるのでは、満足度も変わってくるのではないかと思います。

全店舗、毎月手書きの三浦屋精肉コーナーのチラシ! これは買いたくなります

吉祥寺の商品も! 店員さんの思いが伝わってきます

インタビューを通して、また、実際に色々なお店を覗いてみることで、普段は素通りしてしまうところに実は沢山の重要なポイントが隠れていることに気付くことができました。
私達だから気付ける学び、‘’学生からの視点“、一歩離れた所からただ眺めて終わる学びではなく、実際に自分達も参加し、その場に入ることで自分達にできる可能性を見つけられたような気がします。

第4回目以降も、今回の学びを活かし自分の思ったこと、感じたこと、気づいたことを言語化して発信し続けようと思います!!

次回のブログもお楽しみに!!


担当者:クリームパン

2023年4月23日日曜日

コミュニティ演習2023 第2回!

みなさんこんにちは!


第2回コミュニティ演習では”武蔵野市ヒアリング”を行いました!
市の産業振興課の北村さん、同課農政係の合田さんお越しいただき、現在の武蔵野市の農業事業や、都市農業、これから関わっていくCO+LAB Musashinoの話を伺いました。

農政係の合田さん

産業振興課の北村さん

少し緊張気味の5人でしたが、質問したいこと、気になることを話し合ってヒアリングに臨みました^^

まずは武蔵野市の農業について!
みなさんは武蔵野市に農家の方はどれくらいいるかご存知ですか??

実は181人なんです!とても少ないですよね、、



農家を継ぐ人が年々減って来てしまっている問題は武蔵野市でも例外ではなさそうです、、
農家を継ぐには畑の維持費や、相続税などのコストの問題などもありなかなか難しいらしいです。だからこそ武蔵野市で頑張ってくださっている農家の方々を応援したい気持ちは強くなりました‼︎

市内農家の皆さん

もしかしたら私たちも武蔵野市農家さんの野菜を食べているかも!?

また、武蔵野市では地元野菜を給食に使用したり、直売所で販売したりしています。
みなさんも直売所を見つけたら是非買ってみてくださいね 新鮮なお野菜が買えるはずです^^

その他にも農地と行政の関わりや市民農園について、都市農業のメリットデメリットについて学ぶことができました!これからの私達の活動に大いに役に立ちそうですね!



次にCO+LAB Musashinoについてお話を伺いました。
CO+LAB Musashinoとは、市内の事業者同士の連携を促進して新しい商品や事業を開発するきっかけをつくるためのプラットフォームです。

名前のCOにはCompany(会社・企業)とCo(共同の/共通の/相互/)の意味が、LABにはLaboratory (実験室)のチャレンジやワクワクする気持ちが表現されているらしいです。とてもオシャレですよね!!

市内の農家さんと市内の事業者さんを繋げることで、市の活性化に繋がったり、商品の差別化を図ったりしています。前回のブログでキーワードになっていた「自己満足」をどのように商品の差別化に繋げるかも大きなポイントになるのでは、、?

この事業で生まれた商品は沢山!写真を見ただけでお腹がなりそうでした、、笑 
飯テロですね🥺
 
飯テロの様子

昨年コラボ商品のお披露目イベントを武蔵野中央公園で行った時は大反響‼︎ すぐ売り切れになってしまったお店もあるそうです!

ただメリットもあればデメリットもあるそうで、、
話題作りにはなるが売り上げアップには繋がらなかったり、天候によってや左右されてしまうため少しリスクがあったり、、
売り上げアップに繋がるアイデアを生み出すために私達も協力できたらなと思いました!

その他にも現在の事業の状況や、広報の方法について、学ぶことが多い2時間でした!
貴重なお話ありがとうございました!


このブログを通して皆さんにも都市農業や、、CO+LAB Musashinoや興味を持ってくれたら嬉しいです^^

さて、次回は教室を飛び出してコピスへ!! 三浦屋さんにインタビューを行います。
緊張していますが、みんなで聞きたいこと、知りたいことを話し合ったので準備は万端です!

次回のブログもお楽しみに✌️

(文責:ちょこぱん)


2023年4月11日火曜日

コミュニティ演習2023 第1回!

みなさん、こんにちは!

4月10日より2023年度のコミュニティ演習の授業がスタートしました。今回より学生によるブログ更新も始まります!
春麗らかな成蹊大学


麗らかな春の陽気に包まれた第一回目の授業テーマはこちら!

「私たちが食べ物をを買う時、意識しているのはどういうことだろう?」

このテーマを元に、2023年度生5名でKJ法を用いて話し合いました。晴れていたので外に出てワークをしました♪ まずは付箋を使ってブレインストーミングです。アイスブレイクも兼ねて、沢山話し合いました!
付箋が風に飛ばされそうになるのを食い止めながらブレスト
付箋が風に飛ばされそうになるのを食い止めながらブレスト


そこから出たアイデアを試行錯誤して並べ替えるのがまた大変!
「このアイデア同士が近いかな?」「いや、こことここも繋がりそう!」などと試行錯誤しながら、アイデアをまとめていきます。
教室に移動する際にカテゴリが崩れてしまいました
教室に移動する際にカテゴリが崩れてしまいました


そこから更に、「都市と農業の関わり方にはどんなことがあるだろう?」というテーマも見えてきました。
キーワードの誕生


本日の活動を通してキーワードになりそうだったのは「自己満足」というワードでした。特別感を得たいという自己満足、オススメされているものを経験したいという自己満足、商品の背景にあるストーリーを応援したいという自己満足……最近耳にする機会の多くなった推し活というのはまさに自己満足が購買意欲に繋がる典型的な例です。そんな”推し活”をどのようにCO+LAB MUSASHINOと結びつけることができるか?というのがひとつのテーマとなってきそうです。

終わってからはみんな普段使わない頭を使ってヘトヘトに……エレベーターでの忘れ物も発見しました。
忘れ物にはご注意を


そんな2023年度メンバー、人数は5人と少ないですが、みんなで協力して取り組んでまいります!どうぞ最後までお付き合いよろしくお願いいたします。

ここまで読んでいただきありがとうございました。次回のブログもおたのしみに!


(文責:ねこパン)

2023年4月10日月曜日

2023年度コミュニティ演習 が始まります!

2023年度のコミュニティ演習がいよいよ本日から始まります。

2023年度のテーマは「都市における地産地消~都市農業がうむ新しいつながり」です。
武蔵野市はそこまでおおくないものの2.6%が農地です。都市においての農業は、どれも小さいため、いずれはマンションになるのではないの、と思われているかもしれません。しかし、都市における農業は新しい可能性を持つものでもあります。

2023年度のコミュニティ演習では、「食」を切り口に、都市農業がもつ可能性や問題点、都市において地産地消がもつ意味、そして、都市における農業がうみだす新しいつながりの可能性を考えたいと思います。具体的には、市内の事業者同士の連携を創出・促進して、新しい商品や事業を開発するきっかけをつくるためのプラットフォームである「CO+LAB MUSASHINO」を事例として、その生産者、参加事業者(レストラン、小売り、商品開発事業者等)、市民をつないでの都市における地産地消の可能性について検討していきます。そして、そのPR戦略や現状の問題点、解決策を学生とともに考えていきます。




少人数での演習講義となりますが、市役所や生産者、事業者をはじめ多くの方々に協力をいただきながら進めていきます。このBLOGでは毎回学生の手でその歩みを紹介していきます。どうぞ暖かく思い守りください。



文責:渡邉大輔(担当教員)