2020年11月16日月曜日

コミュニティ演習2020 第8回!

本日は第8回の授業日でした!
 この授業は全14回なので、今回から後半戦に突入です。 
もう第8回だなんて驚きです! 

 そんな今日は 
*写真の緯度・経度データの取得作業(Google マップ)
 *写真と記憶の共有システムについての相談 
を行いました。 

ここで、この授業の主題を思い出してみましょう。
 この授業の主題は 
「コミュニティの記憶」から「記憶のコミュニティ」へ
 でした。 

前回までに、幡野さんに写真を見ながらコミュニティの記憶を語っていただきました。
そこで今回からは、その記憶や写真を多くの人と共有し、記憶のコミュニティを作るためにデジタル化していく作業に入ります。  

3限の時間帯におこなったのは写真の緯度・経度データの取得作業です。今まで幡野さんにご協力いただきながら特定してきた写真の撮影場所の緯度と経度を、Google マップで調べました! 

ちなみに地図で言うと緯度は横線、経度は縦線です。 むかし ヨコイケイタ(横が緯線、経線は縦)なんて覚え方もしました。懐かしいです。

緯度・経度を調べる方法は簡単です。 たとえば、下の写真は工事中のレンガ館モールのダイヤ街側入口付近を撮影したものです。そこで、Google マップ上でその辺りをクリックすると、下に緯度と経度が表示されるのです! なんと画期的なシステムでしょう!!現代の技術はすごいですね!!!

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)


そして4限の時間帯には、
・成蹊大学理工学部 小川隆申先生
・株式会社 HiPIT 矢口功さん
のお二方が、写真と記憶(思い出)の共有システム実現化に向けて私たち履修生の要望を聞いてくださいました。

履修生からは様々な意見が…!

たとえば、、
・写真に写り込んでいる人たちに吹き出しを付けて、そこに幡野さんから聞いて分かった当時の状況を表示する。
・吉祥寺を歩いていて、写真の場所に近づいたらスマホにプッシュ通知がくる。
・まだ撮影場所や時期が特定できていない写真を並べ、それと同時に昔の地図などの資料もアップして、特定作業を手伝ってもらう。 
 →「どの場所だろう…」と相談し合える掲示板のようなものも欲しい。
・場所が特定できている写真をクイズ形式で出し、見た人に探し出してもらう。
など。

そこに小川先生と矢口さんがコメントしてくださり、システムをより良いものにしていくために、実現可能性も含め話し合いを行いました。

これらが全て実現出来たらすごいです!
夢がどんどん膨らんでいく時間でした。

そして私たちの要望をもとに、現在HiPITさんに作っていただいている仮システムを見せていただきました。私たちが調べた緯度・経度データをもとに、Google マップの上に写真が表示されていて、写真をクリックすると詳しい情報が見られます。

これに改善点を加えながら完成を目指していきます。

ハイテクな話が多く、理解するのに大変頭を使う授業でした!(笑)
それでは次回のブログもお楽しみに~♪

文責:ショーン

2020年11月11日水曜日

コミュニティ演習2020 第7回!

11月6日(金)、コミュニティ演習第7回の授業が行われました! 

前回、前々回に引き続き、ダイヤ街でお店を営んでいらっしゃった幡野弘さんをお招きし、聞き取り調査を行いました。 

前回までは昔のダイヤ街の写真に関するお話を伺ってきましたが、今回は第3回のブログでも取り上げた電子掲示板のスレッド『昔の吉祥寺について語ろう!』にあった気になる点や、幡野さん自身の思い出話など、より深いところまで掘り下げてお話していただけました!  

(こちらの写真は、先日幡野さんがダイヤ街のアーケードの上へ登った際に撮影し、提供して下さったお写真です。上から見下ろすダイヤ街なんてなかなか見られませんよね!) 

今回伺ったお話は、シェーキーズの変遷や甘味処やなぎ放火事件の真相、などなど非常に興味深いものばかりでしたが、中でも私が一番印象的だったのはジャズ喫茶のお話です!  

今の私たちにとってジャズ喫茶はあまり馴染みのないものですが、以前の吉祥寺には至る所にジャズ喫茶があり、「ジャズ喫茶ブーム」が巻き起こっていたそうです。 

ジャズのレコードを聴きながら(普通の喫茶店より少しお高めの(笑))コーヒーを味わうことができるそうですが、お喋りすると怒られてしまうお店もあったんだとか! 

まだオーディオ機器が一般的ではなかった昔ならではのお店ですよね。 

吉祥寺にはまだいくつかジャズ喫茶が残っているそうなので、ぜひ行ってみたいと思います!   

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1977年ごろ、今はパルコになっている場所を撮影した写真。左に写っているジャズ喫茶「FUNKY」は今も場所を変えて営業しています!)

この授業での活動や幡野さんのお話を通して昔のダイヤ街の人情味溢れる様子を知り、当時を知らない私でさえも懐かしを感じました。  

最後に今も残るオススメ飲食店を伺ったところ、飲食店は移り変わりが激しく答えるのが難しいとのことでした。そんな中オススメしていただけたのはダイヤ街の「くぐつ草」というお店で、カレーが絶品なのだそうです。 

授業がオンラインでおこなわれているため、私たち今年度のコミュニティ演習の履修生は一度も皆で顔を合わせたことがないので、いつか履修生皆でカレーを食べたいなぁと思いました。(先生、お願いします!(笑))  

3回にわたって幡野さんからお話を伺えたことで、私たちだけでは知ることができなかった吉祥寺の歴史や当時の様子をたくさん知ることができました! 

今年度コミュニティ演習のテーマである『「コミュニティの記憶」から「記憶のコミュニティ」へ』の達成に近づけたように思います。 

幡野さん、本当にありがとうございました!!  

本年度のコミュニティ演習もいよいよ折り返し地点となりました。 

成果報告会にむけての準備も着々と進んでいます。 

コロナ禍により吉祥寺の街に赴くのが困難な状況ではありますが、「今だからこそできるコミュニティ演習」の成果をお届けできるよう、これからも楽しみながら授業に取り組んでいこうと思います!  

来週以降の授業では写真と思い出を共有するシステムの作成が本格的に始まります。 

次回のブログも楽しみにしていてくださいね!!  

文責:じまこ