2021年5月26日水曜日

コミュニティ演習2021 第7回!

 

みなさん、こんにちは!今期7回目の学生ブログです。

524日に行われた第7回の授業では、東京大学医学部附属病院精神神経科の笠井清登先生と、熊倉陽介先生をお招きしました。

3限は、初めに笠井先生から、「家族をケアする子どもたち」ということを考えるための精神医学と思春期学についてのお話を伺いました。

生涯で少なくとも一度精神疾患を患う人の割合は、なんと4人に1人!

想像していたより多く、驚きました。

地域ごとに割合がどのように異なるのかについても気になりました。

さらに、精神疾患の大半は思春期・青年期までに発症するといわれています。

大学生の私たちにとっても、近しい問題だと思います。

 

また、日本は精神疾患において、医療にかかる手前のサービスが少ないそうです。

オーストラリアでは、子どもが周囲の人に黙って相談に行ける場所があるようですが、確かに日本には相談するまでのハードルが高いですね。

当事者の家族のみが病院に来ても、保健医療の制度から、当事者が来ないとサポートができないといわれてしまいます。

家族や身近な人にできることが多いにもかかわらず、制度によって制限されてしまうので、支援に繋がりにくい人も多いでしょう。

 

熊倉先生のワークショップでは、架空の事例を用いて、家族が精神疾患を患っている高校生本人や、その友人の立場から、問題を考えました。

私たちの班では、以下のような内容を話しました。

・どうしていいかわからない

・自分がどうしたいのかわからない

・相談する相手がいない

(例.部活の顧問の先生に相談すると、親に連絡がいってしまう場合や、相談したつもりが逆に注意されてしまう可能性があるなど)

・学校の売店の人や、図書館司書などには、話しやすいのでは


4限では、第2回のパネルディスカッションの動画を見て、分担して文字起こしを行いました。内容と直接関係のない言葉をどこまでケバ取りしていいのか、少し難しいと感じました。

最後に、本日の授業全体の感想を班で話し合いました。

中高生にこの内容を伝えるとしたら、精神疾患が身近な問題だと感じてもらえるように工夫したいです。

 

 読んでいただき、ありがとうございました。

 次回もお楽しみにしていてください!



文責:まっちゃ

2021年5月18日火曜日

コミュニティ演習2021 第6回!

 

みなさん、こんにちは!今期6回目の学生ブログです。

517日に行われた第6回の授業では、精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会の前田直先生をお招きして、お話を伺いました。

前田直先生


 

3限は『配偶者・パートナーの困難と子ども支援』をテーマに、配偶者の立場に対する支援の現状や配偶者ならではの悩みなどをお話していただきました。

精神障害を抱える人やそれを支える人が集い、思いを共感しあう場所としての「家族会」の参加者はほとんどが「当事者の親」の立場の方々です。

そこで配偶者同士で集まり相談し合える場所が必要だと思った前田さんは「家族学習会<配偶者版>」を立ち上げました。

 

家族の問題を家族内で解決しようとするよりも、“誰かに頼る姿”をみせることが、結果的に子どものためになるため、支援を受けたり、家族会に参加したりすることが親の努めであると、前田さんはお話しくださいました。

しかし、配偶者の立場への支援は十分に行き届いていないのが現状です。

その理由としては

・当事者と血縁関係が無いため助けを求めると「別れればいい」と切り離されてしまう。

・結婚できてるんだから症状が軽いのではないかと思われてしまう。

・当事者の症状の原因は配偶者側にあると疑われてしまう。

・同居人がいるから支援は最低限でいいと考えられてしまう。

などが挙げられます。

 

社会が配偶者のおかれている立場を理解し、適切な支援を提供することが必要だと思いました。

 

 4限には、3限の前田さんのお話を聞いた感想・意見を話し合いました。



いくつか紹介します。

・精神障害を抱える家族のうち、家族会に入っている割合が1%、そのうち配偶者の立場の人は4%という事実に驚いた。

・大人は「助ける側」で「助けられる側」ではないという考えがあるから、支援が行き届きにくいのではないか。

・専門知識をもつ人と繋がることの重要性を感じた。

 

 最後に、今日学んだことを各自文章にまとめました。子どもの立場だけでなく、配偶者の立場を理解した上で、発表に臨みたいと思います。

ここまで読んでいただき、ありがとうございました。

来週もお楽しみに!

 

文責:たっっく

 

2021年5月11日火曜日

コミュニティ演習2021 第5回!

みなさん、こんにちは!今期5回目の学生ブログです。5月10日に行われた第5回目の授業では、こどもぴあの坂本拓さんをお招きして、お話を伺いました。

坂本拓さん

3限は、『精神疾患の親をもつ子どもの立場として見えてきたもの』をテーマに掲げ、精神障害についてや坂本さん自身の体験談などをお話ししていただきました。
特に、当事者だからこそ感じる複雑な気持ちやエピソードは、普段聞くことが出来ないものでとても印象に残りました。


そして、授業後半には学生からの質問にも答えていただきました。その中の質問と答えをいくつか紹介します。

・自身の体験談を世の中に発信しようと思ったきっかけは何ですか?
→同じくヤングケアラーであった友人の体験談を聞き、それが自分の人生を変えた。自分の話が誰かの人生を変えるかもしれないという気持ちから、自分も過去の体験を言葉にしようと思った。相談しよう、話してみようと思うきっかけになってくれたら嬉しい。

・子どもの話を聞くときに心がけていることは何ですか?
→子どものことを否定しないこと、親を悪く言わないこと、子どもの発言を先回りして言葉にしないことなどを心がけている。

・同級生にヤングケアラーの子がいた場合、どういった対応をとったらいいですか?
→特別視するのではなく、友達でいてくれることが一番支えになる。「何かあったときは助けになるよ」という気持ちをオープンにして伝えることは大切。


4限では、前回に引き続き、第2回に行ったパネルディスカッションの内容からモデル研修会で使いたいと思う箇所について話し合いました。
精神疾患の病状には波があるということや「子どもにはいろんな気持ちがあっていい」ということを伝えたいなどといった様々な意見が出ました。

また、今回坂本さんの話を聞いて印象に残ったことや、中高生に伝えたいことなどを出し合いました。
世間からは子どもが被害者、親が加害者のように捉えられてしまうことがあるため悪者を作らないという視点が大切といったことや、病気を抱えた人を支える家族には気持ちの段階があることなどが挙げられました。

家族における気持ちの段階(坂本さんのスライド)

最後に、前回の授業で伺った田中さんのお話についても振り返りを行いました。
各自、情報や考えを文章化したことで、大事なことや伝えたいことなどを整理出来たと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。来週もお楽しみに!!

文責:こどもぴあ班R


P.S. 坂本さんが現在勤務しているNPO法人「四季の会」の地域活動支援センター「工房四季」で作られたクッキーを頂きました。とても美味しかったです。ありがとうございました!



2021年5月6日木曜日

コミュニティ演習2021 第4回!

 みなさんこんにちは!今期4回目の学生ブログです。5月3日に行われた第4回目の授業では、毎日新聞記者の田中裕之さんをお招きして、お話を伺いました。


田中裕之さん


3限は、毎日新聞の「ヤングケアラー 幼き介護」キャンペーン報道の記事や取材の舞台裏を知ることを通じ、ケアする子どもやその家族の支援に関して情報発信することの戦略や課題、配慮すべき点についてお話をしていただきました。

実際に世の中にヤングケアラーについて情報発信している方にお話を聞くことは、本当に貴重な経験でした。







最近では、様々な情報媒体で「ヤングケアラー 」という言葉を聞くようになり、話題になってきました。しかし、このように世間に広まった背景には、ヤングケアラーについていち早く認知し、その情報を発信し続けた方々があってこそのものだと思いました。

そして、何人かの学生の質問に答えていただきました!
その中から少しだけ紹介させて頂きます!

・インタビューをする際、相手の方のプライベートにどこまで踏み込むことができますか

  →真剣に取り組む姿勢を見せること。インタビューのテクニックと言うよりも、真剣な姿勢によって相手も真剣に応えてくださる。

・ネットが普及している現代、様々な情報が流れていますが、情報の取捨選択はどのようにされていますか。

→相手に感情移入して考えたり、深くは考えずシンプルに考えること。自分が何を伝えたいのかを考えながら取捨選択する。

・偏見を持ってしまうこともあると思うのですがどのような工夫をされていますか。

→偏見を持たれないようにあえて書かないことも多くある。

貴重なお話ありがとうございました!



そして、4限の前半はシブ5時、首都圏ネットワーク、ニュース7を見てそれぞれを比較し、ヤングケアラーについてのニュース内容の違いを発表しました。伝え方は勿論、グラフや映像、専門家の話といった様々な内容の違いからモデル研修会に向けて説明するにあたって短時間で簡潔かつわかりやすく伝えるためにはどうしたら良いのか考えることが出来ました!!

また、第2回におこなったパネルディスカッションの内容から、モデル研修会で使いたいと思う箇所を話し合いました。

話し合いでは、当事者にしか語ることの出来ない具体的なお話を使いたいという意見や、説得力のある専門家のお話を使いたいという意見など、様々な意見が出てきました。
その中でひとつ、“見通しのきかなさ”という言葉がキーワードだったように感じます。

「メンタルに不調を感じる親を持つ子どもへの支援」というテーマで研修会をおこなうにあたって、中高生に精神疾患の特徴を正しく知ってもらうことはとても重要なことだと思います。その中でこういったキーワードを使っていけたらいいですね!!
来週もお楽しみに!!


文責 ティジェ