2021年1月16日土曜日

コミュニティ演習2020 第14回(最終回)!

 早いもので、2020年度のコミュニティ演習も最終回を迎えました。今回は、最終回におこなった成果報告会の模様を、2人の履修生が報告します。

<報告1>

1月15日最終回、成果報告会を行いました。

見城先生から挨拶とコミュニティ演習についての説明をしていただいた後、履修生から写真の特定方法や印象的なエピソード、「吉祥寺今昔フォトマップ」の報告をしました。

「吉祥寺今昔フォトマップ」のシステムについては協力していただいた理工学部の小川先生からご説明いただきました。

授業で制作した「吉祥寺今昔フォトマップ」の画面

今回はオンラインで報告会を行いましたが通信トラブルもなく無事に終了し、ほっとしています。全14回の演習はあっという間でした。回を重ねるごとに昔の写真と今の風景がつながり、当時の雰囲気と歴史を感じることができました。「吉祥寺今昔フォトマップ」が多くの人と思い出を語れる場となることを願っています。

最後に成果報告会にご参加いただいた皆さま、先生方、そしてコミュニティ演習にご協力いただいた幡野さん、理工学部の小川先生、片野さん、HiPITの矢口さんありがとうございました。

文責:梟


<報告2>

2021年1月15日、コミュニティ演習第14回の授業が行われました。今回は授業最終回、成果報告会になります。

見城先生から授業についての説明をいただいた後、私たち履修生は「写真の特定」、「コミュニティの記憶」、「記憶のコミュニティ」の三つのグループに分かれ、今年度のコミュニティ演習でどのような活動をしてきたのか、報告を行いました。

写真をどのように特定したのか、吉祥寺とはどのような街だったのか、記憶を共有するためにどのようなシステムを作成したのか、それぞれの班で発表しました。

初めてのオンライン成果報告会ということで少し緊張しましたが、スムーズに行うことができ、とても良い成果報告会となりました。

私はコミュニティ演習の授業を通して、人々の記憶を共有することの面白さ、大切さを学びました。昔の写真を辿ることで今とは違う吉祥寺の一面を知ることができ、本当にその時代の吉祥寺を歩いているかのように感じました。「吉祥寺今昔フォトマップ」を多くの人に利用してもらい、さらに多くの吉祥寺の記憶を共有していけたら嬉しいです。

今は自由に外出することが難しい状況ですが、早く日常が戻り「吉祥寺今昔フォトマップ」を手に街を歩くことを、今から楽しみにしています。

最後に、今回の授業を指導してくださった先生、活動に携わっていただいた皆様、本当にありがとうございました。

(文責:Y. O.)

2021年1月11日月曜日

コミュニティ演習2020 第13回!

 2021年1月8日、コミュニティ演習第13回の授業が行われました。ついに次回の授業が成果報告会になります。

そこで今回は、その準備をしました!

3限では発表資料の確認、4限では「吉祥寺今昔フォトマップ」のシステムの確認を行いました。

3限の時間の発表資料の確認では、成果報告会が良いものに仕上がるように修正を行いました。「写真の特定」「コミュニティの記憶」「記憶のコミュニティ」それぞれの担当の発表資料を一度全員で確認しました。発表資料は、初めて見た人がわかる事例や写真を使うことを意識して、改めて資料作りの手直しを考えました。また、発表の構造や流れを注意して工夫していきます。そして、聞いている人が「そうだったんだ!」「初めて知った!」と思ってもらえることができるように頑張ります。

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

こちらの写真のように、「ロジャース」や「マーブル」など、吉祥寺と関わりのある人なら親しみのあるお店が載っている写真を使うことで、発表が伝わりやすくなることがわかりました。

4限の授業では、理工学部の片野さん、HiPITの矢口さんと共に、最終的な「吉祥寺今昔フォトマップ」のシステム確認を行いました。まず、私たちのデザインを参考に作っていただいた「吉祥寺今昔フォトマップ」の説明を聞きました。そして、投稿ページの写真の大きさやアイキャチ画像を入れる工夫、マップの表示方法について話し合いました。
 
ついに次回が成果報告会の本番になります!今までの話し合いや「吉祥寺今昔フォトマップ」のシステムをわかりやすく伝えられるように頑張ります!

文責:M. O.

2020年12月19日土曜日

コミュニティ演習2020 第12回!

12月18日、コミュニティ演習第12回の授業が行われました。今回は年内最後の授業でした。

授業の前半では成果報告会で担当するパートを決め、3つのパート(「写真の特定」「コミュニティの記憶」「記憶のコミュニティ」)に分かれて話し合いを行いました。

私が所属した「コミュニティの記憶」班では、発表の構成や主に取り上げる幡野さんの話を決めました。

ダイヤ街の歴史→話を聞く前の吉祥寺の印象→幡野さんへの聞き取り調査→調査後の吉祥寺に対する認識の変化の順で話し、幡野さんのお話の中からはローズナードとチェリーナードに関するエピソード、お神輿とお祭り、東急デパートができた際の人々の反応を紹介する予定です。

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1987年の吉祥寺秋まつりで街を練り歩くダイヤ街のお神輿)

3つのエピソードに絞る中で、班内の「人間味のある吉祥寺を伝えられるものがいいのでは」という意見が印象に残りました。私自身も「おしゃれな街」という印象とは異なる、吉祥寺での人々の営みを共有したいと思っていたためです。聞き取り調査で得られた魅力を反映させた成果報告会ができるよう頑張りたいです。

授業の後半では、理工学部の小川先生や片野さん、HiPITの矢口さんと共に「吉祥寺今昔フォトマップ」のデザインを話し合いました。Instagtamと連携したり、高齢者も利用しやすいパソコン表示を想定したりするなど、授業内で出たアイディアを明確にする時間となりました。

また、今後の「吉祥寺今昔フォトマップ」の運営に関する話題も上りました。今年度のコミュニティ演習が終了しても「吉祥寺今昔フォトマップ」は存在し続けるため、どのように成果物を持続させるかは課題となりそうです。具体的な方針は定まっていないものの、学内プロジェクトなど学生主体で記憶のコミュニティを維持できることが理想です。そのためにも、私たちはサイトの持続性を見据えながら基盤を整えていきたいです。

次回のブログもご期待ください。よいお年を!

文責 R. K.

2020年12月15日火曜日

コミュニティ演習2020 第11回!

 12月11日、コミュニティ演習第11回の授業が行われました。早いものであと3回で成果報告会です!時が迫ってますね!!

そこで今回は、成果報告会についての議論を深める回となります。

今回まで「写真と記憶の共有システム」の名前を考えてきて、「吉祥寺」「写真」「マップ」「歴史」などの色々な要素を盛り込んだスッキリしてわかりやすい名前が候補として挙げられてきました。

これまで考えてきた名前の候補です!

履修者で話し合いを進めた結果...........!

ついに「吉祥寺今昔(いまむかし)フォトマップ」に決定しました!!!

上記の要素や名前の響きや文字のバランスなどが考慮されて、ピッタリの名前だと思います。

名前がついたことで、より共有システムを多くの利用者さんに楽しんでもらえるものにしていきたいと思いました!

また、授業の後半では「吉祥寺今昔フォトマップ」の詳細なデザインについて、グループに分かれて、ディスカッションしました。

写真投稿ページの班から

・タグの整理やSNSの共有ボタンにInstagramやLINEを追加する

という案が出ました。

Instagramは今の流行りを投稿するSNSというイメージがあるので、昔の吉祥寺の写真が投稿されるのは非常に新鮮で注目してくれる人もいそうですよね!

調査中の写真ページの班から

・投稿内容からコンピューターが自動的にキーワードを抽出し、写真周囲に配置する

・エピソードに繰り返し出てくる⾔葉は、⼀定数を超えたらキーワードに追加されるようにする。 

という案が出ました。

どちらともコンピューターの機能を駆使している感じがして、最新感がありますよね!

残りの授業数も限られてきましたが、より良いシステムにしていくために、より使いやすいデザインを考えていきたいです。

文責:はれ

2020年12月8日火曜日

コミュニティ演習2020 第10回!

 12月4日、コミュニティ演習第10回目の授業を行いました。

ついに12月に突入です!!

3限の授業では、まず、「写真と記憶の共有システム」に受講生が各々のアカウントを用いてログインしました。IDとパスワードは事前に理工学部の片野さんに作成していただきました。ありがとうございます!!

そして、前回小川先生方に教わった、「サイトへ写真をアップロードする方法を思い出しながら、それぞれが受け持った写真をすべてアップロードしました。

次に、前回に引き続き、「写真と記憶の共有システム」の名前を考えました。現段階では「吉祥寺」「写真」「マップ」「歴史」などの表現を使った方がいいのではないかという意見が出でおります。今後、もう少し考えを絞り出し、コンパクトで分かりやすい名前をつけたいです!

続いて、成果報告会の構成を考えました。ちなみに、成果報告会の日時はこちらです。詳細は後日お知らせします。Zoomで実施する予定ですので、皆さんぜひご参加ください!

2021年1月15日(金) 14:30~16:00

ブレインストーミングを用いて、話す順序やどこを軸にして、詳しく説明するべきかなど受講生で話し合いました。まだ決まっていないことが多いので今後も話し合いを重ねていこうと思います。

4限の授業では前回、前々回に引き続き、

・理工学部の小川先生

・小川先生ゼミの片野さん

・HiPITの矢口さん

にご協力いただき、写真と記憶の共有システムへ情報の取り込みをしました。まず、写真に撮影年、特定状況、緯度経度データを入力しました。そして次は、実際に、自分の投稿にグーグルマップを取り込み、マーカーと呼ばれる、赤いピンを立てる、という作業をしました。

こちらが実際につけたマーカーです。

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。中央やや下にある赤いマーカーをクリックすると、その場所の写真がポップアップします。著作権の関係で、背後の地図はぼかしてあります。)

マップに緯度経度データを入力することでマーカーを立てることができます。初めての作業で難しさを感じましたが、徐々に慣れていきたいと思います。

なにより、自分で設定した場所に写真付きのマーカーを立てることができた時には感動しました!!

今後もシステムへの操作を進め、「写真と記憶の共有システム」を充実したものに仕上げていきたいと思っております。

それでは次回もお楽しみに!!!

文責:ちくわ

2020年12月4日金曜日

コミュニティ演習2020 第9回!

 11月27日、コミュニティ演習の第9回が行われました。残りの授業数も少なくなり、そろそろ最終報告についても考えなければいけません。私をはじめとして受講生も俄かに焦りだしています。そんな第9回では写真と記憶を共有するシステムの実用に向けてさらに作業を進めました。 

3限の時間には、共有する写真につけるタグを考える作業を行いました。タグとは、閲覧者が写真を探すときの手がかりになるキーワードのようなもので、SNSの投稿に着けるハッシュタグ的な働きをするものだと筆者は理解していますが、厳密な違いはよく分かっていません。とにかく、情報の検索はこのタグをもとに行われるので、どのようなタグをつけるかはとても重要になります。

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1964年ごろ、ローズナードを駅側から撮影した写真)

上の写真は私がタグ付けを受け持った写真です。この写真には以下のようにタグを設定しました。

・吉祥寺・ダイヤ街・白黒写真・ローズナード・池田屋洋品・洋装しらかば・紳士服・ふくや・フクヤ・みつぎ画材・伊藤歯科医院・1964

「吉祥寺」や「ダイヤ街」など広い括りから、画面に映っている店名など細かい名称までタグに設定しました。というのは、閲覧する人がどのようなキーワードで写真を探すか分からないので、欲しい写真が見つかりやすいように綿密に設定しておく必要があるのです。

そう聞くと、「フクヤ」と「ふくや」のように同じ単語でも念のため別の表記でも設定したくなるのですが、システムを開発する側からすると細かいのが良いというわけでもないようで、その兼ね合いが難しいところです。

また4限には前回に引き続き

・理工学部の小川先生、小川ゼミの片野さん

・HiPITの矢口さん

のご説明のもと、写真と記憶の共有システムを実際に操作しました。WordPressというシステムを使って、写真や写真に関する記事を投稿できるほか、コメントを残すことで閲覧者同士が話し合うことも可能だそうです。写真と記憶を共有するシステムが着実に形になっているのが分かります。

ところで、上記のシステムのことを授業内やこのブログ内で我々は便宜上「写真と記憶を共有するシステム」と呼んでいますが、そろそろ名前が欲しいところです。字面がきれいでかつ響きのよいものがいいのですが、考えだすと思いつかないものですね。受講生一同思案を巡らせているので、近いうちに発表できるのではないと思います。

それでは今回はこのあたりで筆を置こうと思います。次回の報告にご期待下さい。

文責 冷え性

2020年11月16日月曜日

コミュニティ演習2020 第8回!

本日は第8回の授業日でした!
 この授業は全14回なので、今回から後半戦に突入です。 
もう第8回だなんて驚きです! 

 そんな今日は 
*写真の緯度・経度データの取得作業(Google マップ)
 *写真と記憶の共有システムについての相談 
を行いました。 

ここで、この授業の主題を思い出してみましょう。
 この授業の主題は 
「コミュニティの記憶」から「記憶のコミュニティ」へ
 でした。 

前回までに、幡野さんに写真を見ながらコミュニティの記憶を語っていただきました。
そこで今回からは、その記憶や写真を多くの人と共有し、記憶のコミュニティを作るためにデジタル化していく作業に入ります。  

3限の時間帯におこなったのは写真の緯度・経度データの取得作業です。今まで幡野さんにご協力いただきながら特定してきた写真の撮影場所の緯度と経度を、Google マップで調べました! 

ちなみに地図で言うと緯度は横線、経度は縦線です。 むかし ヨコイケイタ(横が緯線、経線は縦)なんて覚え方もしました。懐かしいです。

緯度・経度を調べる方法は簡単です。 たとえば、下の写真は工事中のレンガ館モールのダイヤ街側入口付近を撮影したものです。そこで、Google マップ上でその辺りをクリックすると、下に緯度と経度が表示されるのです! なんと画期的なシステムでしょう!!現代の技術はすごいですね!!!

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)


そして4限の時間帯には、
・成蹊大学理工学部 小川隆申先生
・株式会社 HiPIT 矢口功さん
のお二方が、写真と記憶(思い出)の共有システム実現化に向けて私たち履修生の要望を聞いてくださいました。

履修生からは様々な意見が…!

たとえば、、
・写真に写り込んでいる人たちに吹き出しを付けて、そこに幡野さんから聞いて分かった当時の状況を表示する。
・吉祥寺を歩いていて、写真の場所に近づいたらスマホにプッシュ通知がくる。
・まだ撮影場所や時期が特定できていない写真を並べ、それと同時に昔の地図などの資料もアップして、特定作業を手伝ってもらう。 
 →「どの場所だろう…」と相談し合える掲示板のようなものも欲しい。
・場所が特定できている写真をクイズ形式で出し、見た人に探し出してもらう。
など。

そこに小川先生と矢口さんがコメントしてくださり、システムをより良いものにしていくために、実現可能性も含め話し合いを行いました。

これらが全て実現出来たらすごいです!
夢がどんどん膨らんでいく時間でした。

そして私たちの要望をもとに、現在HiPITさんに作っていただいている仮システムを見せていただきました。私たちが調べた緯度・経度データをもとに、Google マップの上に写真が表示されていて、写真をクリックすると詳しい情報が見られます。

これに改善点を加えながら完成を目指していきます。

ハイテクな話が多く、理解するのに大変頭を使う授業でした!(笑)
それでは次回のブログもお楽しみに~♪

文責:ショーン