2021年5月11日火曜日

コミュニティ演習2021 第5回!

みなさん、こんにちは!今期5回目の学生ブログです。5月10日に行われた第5回目の授業では、こどもぴあの坂本拓さんをお招きして、お話を伺いました。

坂本拓さん

3限は、『精神疾患の親をもつ子どもの立場として見えてきたもの』をテーマに掲げ、精神障害についてや坂本さん自身の体験談などをお話ししていただきました。
特に、当事者だからこそ感じる複雑な気持ちやエピソードは、普段聞くことが出来ないものでとても印象に残りました。


そして、授業後半には学生からの質問にも答えていただきました。その中の質問と答えをいくつか紹介します。

・自身の体験談を世の中に発信しようと思ったきっかけは何ですか?
→同じくヤングケアラーであった友人の体験談を聞き、それが自分の人生を変えた。自分の話が誰かの人生を変えるかもしれないという気持ちから、自分も過去の体験を言葉にしようと思った。相談しよう、話してみようと思うきっかけになってくれたら嬉しい。

・子どもの話を聞くときに心がけていることは何ですか?
→子どものことを否定しないこと、親を悪く言わないこと、子どもの発言を先回りして言葉にしないことなどを心がけている。

・同級生にヤングケアラーの子がいた場合、どういった対応をとったらいいですか?
→特別視するのではなく、友達でいてくれることが一番支えになる。「何かあったときは助けになるよ」という気持ちをオープンにして伝えることは大切。


4限では、前回に引き続き、第2回に行ったパネルディスカッションの内容からモデル研修会で使いたいと思う箇所について話し合いました。
精神疾患の病状には波があるということや「子どもにはいろんな気持ちがあっていい」ということを伝えたいなどといった様々な意見が出ました。

また、今回坂本さんの話を聞いて印象に残ったことや、中高生に伝えたいことなどを出し合いました。
世間からは子どもが被害者、親が加害者のように捉えられてしまうことがあるため悪者を作らないという視点が大切といったことや、病気を抱えた人を支える家族には気持ちの段階があることなどが挙げられました。

家族における気持ちの段階(坂本さんのスライド)

最後に、前回の授業で伺った田中さんのお話についても振り返りを行いました。
各自、情報や考えを文章化したことで、大事なことや伝えたいことなどを整理出来たと思います。

ここまで読んでいただきありがとうございました。来週もお楽しみに!!

文責:こどもぴあ班R


P.S. 坂本さんが現在勤務しているNPO法人「四季の会」の地域活動支援センター「工房四季」で作られたクッキーを頂きました。とても美味しかったです。ありがとうございました!



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