みなさんこんにちは!今期11回目のブログです!
6月21日に行われた第11回目の授業では、NPO法人MEWの森新太郎さん、森茜子さん、そして精神障害を経験されたことのある、松沢好晃さんにお越しいただき、お話を伺いました。
NPO法人MEWは、障害を経験しても希望する暮らしを諦めずに居られる地域社会づくりを目指して、精神障害のある方々への支援を行っています。
3限では、まず森新太郎さんがNPO法人MEWや精神障害者の心の状態についてお話をしてくださいました。また、たくさんの色紙から今の自分の「こころの色」を選び、その理由について考えました。選んだ色やその理由についての意見を交換することで、みんなの心の状態について知ることが出来ました。また、心の状態は様々な要因によって決まるという発見があり、とても面白かったです。
次に森茜子さんから、障害とは何かについてお話していただきました。障害者の方が生きづらさを感じるのは、その人が障害を持っているからではなく、そのような方々が生き やすいような社会の制度が整っていないから、というお話がとても印象的でした。
そして、3限の最後には、精神障害の当事者である松沢好晃さんにご自身の体験談を伺いました。精神障害を発症されてから、どのような経緯で現在に至るのか、当時どのようなお気持ちだったのかなどを詳しくお聴きすることができ、とても勉強になりました。ここで出た学生からの質問と松沢さんからのご回答について、いくつか紹介します。
・精神障害で入院されたとき、どのような感情でしたか。
→初めの頃は、自分が精神障害であることを分かってはいたけれど、素直に認めたくないという気持ちでした。
・退院後に働いていた職場での同僚の方からのサポートにはどのようなものがありましたか。
→平気で病気のことを言ってきました。変に気を遣わないけれど、嫌な攻撃もしてこない距離感がちょうどよく、居心地がよかったです。
また、松沢さんは、メンタルが不調な人に出会ったとき、付き合いにくさを感じたとしても、完全に無視するのではなく、挨拶だけでもしてあげることが、その人にとって回復の励みになると仰っていました。相手を気に掛けることの大切さを改めて感じました。
4限には、「ワークショップMEW」の木﨑貴洋子さん、「ライフサポートMEW」の小原光文さん、「ミューのいえ」の江口知子さんとZoomを繋ぎ、 MEWが運営しているこれらの事業について、紹介していただきました。
お三方のお話を聞いて、様々な角度からのサポートがあるということを知ることができ、とても勉強になりました。現在、精神疾患は誰でもなりうる病気だと言われています。自分が精神疾患の人に出会ったとき、自分の家族や身近な人、そして自分自身が精神疾患を患ってしまったとき、当事者が適切な施設やサービスを利用することは、その家族の身体的・精神的負担を少しでも減らすために、非常に大切なことなので、今のうちからこのような事業についての知識を得ておくことは非常に重要です。
次回は、成果発表に向けてグループごとに準備を行います。
今日学んだことを成果発表に生かせるよう、引き続き準備を頑張りたいと思います!
ここまで読んでいただきありがとうございました。
次回のブログも、お楽しみに!
文責:ポテト
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