2020年12月19日土曜日

コミュニティ演習2020 第12回!

12月18日、コミュニティ演習第12回の授業が行われました。今回は年内最後の授業でした。

授業の前半では成果報告会で担当するパートを決め、3つのパート(「写真の特定」「コミュニティの記憶」「記憶のコミュニティ」)に分かれて話し合いを行いました。

私が所属した「コミュニティの記憶」班では、発表の構成や主に取り上げる幡野さんの話を決めました。

ダイヤ街の歴史→話を聞く前の吉祥寺の印象→幡野さんへの聞き取り調査→調査後の吉祥寺に対する認識の変化の順で話し、幡野さんのお話の中からはローズナードとチェリーナードに関するエピソード、お神輿とお祭り、東急デパートができた際の人々の反応を紹介する予定です。

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1987年の吉祥寺秋まつりで街を練り歩くダイヤ街のお神輿)

3つのエピソードに絞る中で、班内の「人間味のある吉祥寺を伝えられるものがいいのでは」という意見が印象に残りました。私自身も「おしゃれな街」という印象とは異なる、吉祥寺での人々の営みを共有したいと思っていたためです。聞き取り調査で得られた魅力を反映させた成果報告会ができるよう頑張りたいです。

授業の後半では、理工学部の小川先生や片野さん、HiPITの矢口さんと共に「吉祥寺今昔フォトマップ」のデザインを話し合いました。Instagtamと連携したり、高齢者も利用しやすいパソコン表示を想定したりするなど、授業内で出たアイディアを明確にする時間となりました。

また、今後の「吉祥寺今昔フォトマップ」の運営に関する話題も上りました。今年度のコミュニティ演習が終了しても「吉祥寺今昔フォトマップ」は存在し続けるため、どのように成果物を持続させるかは課題となりそうです。具体的な方針は定まっていないものの、学内プロジェクトなど学生主体で記憶のコミュニティを維持できることが理想です。そのためにも、私たちはサイトの持続性を見据えながら基盤を整えていきたいです。

次回のブログもご期待ください。よいお年を!

文責 R. K.

2020年12月15日火曜日

コミュニティ演習2020 第11回!

 12月11日、コミュニティ演習第11回の授業が行われました。早いものであと3回で成果報告会です!時が迫ってますね!!

そこで今回は、成果報告会についての議論を深める回となります。

今回まで「写真と記憶の共有システム」の名前を考えてきて、「吉祥寺」「写真」「マップ」「歴史」などの色々な要素を盛り込んだスッキリしてわかりやすい名前が候補として挙げられてきました。

これまで考えてきた名前の候補です!

履修者で話し合いを進めた結果...........!

ついに「吉祥寺今昔(いまむかし)フォトマップ」に決定しました!!!

上記の要素や名前の響きや文字のバランスなどが考慮されて、ピッタリの名前だと思います。

名前がついたことで、より共有システムを多くの利用者さんに楽しんでもらえるものにしていきたいと思いました!

また、授業の後半では「吉祥寺今昔フォトマップ」の詳細なデザインについて、グループに分かれて、ディスカッションしました。

写真投稿ページの班から

・タグの整理やSNSの共有ボタンにInstagramやLINEを追加する

という案が出ました。

Instagramは今の流行りを投稿するSNSというイメージがあるので、昔の吉祥寺の写真が投稿されるのは非常に新鮮で注目してくれる人もいそうですよね!

調査中の写真ページの班から

・投稿内容からコンピューターが自動的にキーワードを抽出し、写真周囲に配置する

・エピソードに繰り返し出てくる⾔葉は、⼀定数を超えたらキーワードに追加されるようにする。 

という案が出ました。

どちらともコンピューターの機能を駆使している感じがして、最新感がありますよね!

残りの授業数も限られてきましたが、より良いシステムにしていくために、より使いやすいデザインを考えていきたいです。

文責:はれ

2020年12月8日火曜日

コミュニティ演習2020 第10回!

 12月4日、コミュニティ演習第10回目の授業を行いました。

ついに12月に突入です!!

3限の授業では、まず、「写真と記憶の共有システム」に受講生が各々のアカウントを用いてログインしました。IDとパスワードは事前に理工学部の片野さんに作成していただきました。ありがとうございます!!

そして、前回小川先生方に教わった、「サイトへ写真をアップロードする方法を思い出しながら、それぞれが受け持った写真をすべてアップロードしました。

次に、前回に引き続き、「写真と記憶の共有システム」の名前を考えました。現段階では「吉祥寺」「写真」「マップ」「歴史」などの表現を使った方がいいのではないかという意見が出でおります。今後、もう少し考えを絞り出し、コンパクトで分かりやすい名前をつけたいです!

続いて、成果報告会の構成を考えました。ちなみに、成果報告会の日時はこちらです。詳細は後日お知らせします。Zoomで実施する予定ですので、皆さんぜひご参加ください!

2021年1月15日(金) 14:30~16:00

ブレインストーミングを用いて、話す順序やどこを軸にして、詳しく説明するべきかなど受講生で話し合いました。まだ決まっていないことが多いので今後も話し合いを重ねていこうと思います。

4限の授業では前回、前々回に引き続き、

・理工学部の小川先生

・小川先生ゼミの片野さん

・HiPITの矢口さん

にご協力いただき、写真と記憶の共有システムへ情報の取り込みをしました。まず、写真に撮影年、特定状況、緯度経度データを入力しました。そして次は、実際に、自分の投稿にグーグルマップを取り込み、マーカーと呼ばれる、赤いピンを立てる、という作業をしました。

こちらが実際につけたマーカーです。

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。中央やや下にある赤いマーカーをクリックすると、その場所の写真がポップアップします。著作権の関係で、背後の地図はぼかしてあります。)

マップに緯度経度データを入力することでマーカーを立てることができます。初めての作業で難しさを感じましたが、徐々に慣れていきたいと思います。

なにより、自分で設定した場所に写真付きのマーカーを立てることができた時には感動しました!!

今後もシステムへの操作を進め、「写真と記憶の共有システム」を充実したものに仕上げていきたいと思っております。

それでは次回もお楽しみに!!!

文責:ちくわ

2020年12月4日金曜日

コミュニティ演習2020 第9回!

 11月27日、コミュニティ演習の第9回が行われました。残りの授業数も少なくなり、そろそろ最終報告についても考えなければいけません。私をはじめとして受講生も俄かに焦りだしています。そんな第9回では写真と記憶を共有するシステムの実用に向けてさらに作業を進めました。 

3限の時間には、共有する写真につけるタグを考える作業を行いました。タグとは、閲覧者が写真を探すときの手がかりになるキーワードのようなもので、SNSの投稿に着けるハッシュタグ的な働きをするものだと筆者は理解していますが、厳密な違いはよく分かっていません。とにかく、情報の検索はこのタグをもとに行われるので、どのようなタグをつけるかはとても重要になります。

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1964年ごろ、ローズナードを駅側から撮影した写真)

上の写真は私がタグ付けを受け持った写真です。この写真には以下のようにタグを設定しました。

・吉祥寺・ダイヤ街・白黒写真・ローズナード・池田屋洋品・洋装しらかば・紳士服・ふくや・フクヤ・みつぎ画材・伊藤歯科医院・1964

「吉祥寺」や「ダイヤ街」など広い括りから、画面に映っている店名など細かい名称までタグに設定しました。というのは、閲覧する人がどのようなキーワードで写真を探すか分からないので、欲しい写真が見つかりやすいように綿密に設定しておく必要があるのです。

そう聞くと、「フクヤ」と「ふくや」のように同じ単語でも念のため別の表記でも設定したくなるのですが、システムを開発する側からすると細かいのが良いというわけでもないようで、その兼ね合いが難しいところです。

また4限には前回に引き続き

・理工学部の小川先生、小川ゼミの片野さん

・HiPITの矢口さん

のご説明のもと、写真と記憶の共有システムを実際に操作しました。WordPressというシステムを使って、写真や写真に関する記事を投稿できるほか、コメントを残すことで閲覧者同士が話し合うことも可能だそうです。写真と記憶を共有するシステムが着実に形になっているのが分かります。

ところで、上記のシステムのことを授業内やこのブログ内で我々は便宜上「写真と記憶を共有するシステム」と呼んでいますが、そろそろ名前が欲しいところです。字面がきれいでかつ響きのよいものがいいのですが、考えだすと思いつかないものですね。受講生一同思案を巡らせているので、近いうちに発表できるのではないと思います。

それでは今回はこのあたりで筆を置こうと思います。次回の報告にご期待下さい。

文責 冷え性

2020年11月16日月曜日

コミュニティ演習2020 第8回!

本日は第8回の授業日でした!
 この授業は全14回なので、今回から後半戦に突入です。 
もう第8回だなんて驚きです! 

 そんな今日は 
*写真の緯度・経度データの取得作業(Google マップ)
 *写真と記憶の共有システムについての相談 
を行いました。 

ここで、この授業の主題を思い出してみましょう。
 この授業の主題は 
「コミュニティの記憶」から「記憶のコミュニティ」へ
 でした。 

前回までに、幡野さんに写真を見ながらコミュニティの記憶を語っていただきました。
そこで今回からは、その記憶や写真を多くの人と共有し、記憶のコミュニティを作るためにデジタル化していく作業に入ります。  

3限の時間帯におこなったのは写真の緯度・経度データの取得作業です。今まで幡野さんにご協力いただきながら特定してきた写真の撮影場所の緯度と経度を、Google マップで調べました! 

ちなみに地図で言うと緯度は横線、経度は縦線です。 むかし ヨコイケイタ(横が緯線、経線は縦)なんて覚え方もしました。懐かしいです。

緯度・経度を調べる方法は簡単です。 たとえば、下の写真は工事中のレンガ館モールのダイヤ街側入口付近を撮影したものです。そこで、Google マップ上でその辺りをクリックすると、下に緯度と経度が表示されるのです! なんと画期的なシステムでしょう!!現代の技術はすごいですね!!!

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)


そして4限の時間帯には、
・成蹊大学理工学部 小川隆申先生
・株式会社 HiPIT 矢口功さん
のお二方が、写真と記憶(思い出)の共有システム実現化に向けて私たち履修生の要望を聞いてくださいました。

履修生からは様々な意見が…!

たとえば、、
・写真に写り込んでいる人たちに吹き出しを付けて、そこに幡野さんから聞いて分かった当時の状況を表示する。
・吉祥寺を歩いていて、写真の場所に近づいたらスマホにプッシュ通知がくる。
・まだ撮影場所や時期が特定できていない写真を並べ、それと同時に昔の地図などの資料もアップして、特定作業を手伝ってもらう。 
 →「どの場所だろう…」と相談し合える掲示板のようなものも欲しい。
・場所が特定できている写真をクイズ形式で出し、見た人に探し出してもらう。
など。

そこに小川先生と矢口さんがコメントしてくださり、システムをより良いものにしていくために、実現可能性も含め話し合いを行いました。

これらが全て実現出来たらすごいです!
夢がどんどん膨らんでいく時間でした。

そして私たちの要望をもとに、現在HiPITさんに作っていただいている仮システムを見せていただきました。私たちが調べた緯度・経度データをもとに、Google マップの上に写真が表示されていて、写真をクリックすると詳しい情報が見られます。

これに改善点を加えながら完成を目指していきます。

ハイテクな話が多く、理解するのに大変頭を使う授業でした!(笑)
それでは次回のブログもお楽しみに~♪

文責:ショーン

2020年11月11日水曜日

コミュニティ演習2020 第7回!

11月6日(金)、コミュニティ演習第7回の授業が行われました! 

前回、前々回に引き続き、ダイヤ街でお店を営んでいらっしゃった幡野弘さんをお招きし、聞き取り調査を行いました。 

前回までは昔のダイヤ街の写真に関するお話を伺ってきましたが、今回は第3回のブログでも取り上げた電子掲示板のスレッド『昔の吉祥寺について語ろう!』にあった気になる点や、幡野さん自身の思い出話など、より深いところまで掘り下げてお話していただけました!  

(こちらの写真は、先日幡野さんがダイヤ街のアーケードの上へ登った際に撮影し、提供して下さったお写真です。上から見下ろすダイヤ街なんてなかなか見られませんよね!) 

今回伺ったお話は、シェーキーズの変遷や甘味処やなぎ放火事件の真相、などなど非常に興味深いものばかりでしたが、中でも私が一番印象的だったのはジャズ喫茶のお話です!  

今の私たちにとってジャズ喫茶はあまり馴染みのないものですが、以前の吉祥寺には至る所にジャズ喫茶があり、「ジャズ喫茶ブーム」が巻き起こっていたそうです。 

ジャズのレコードを聴きながら(普通の喫茶店より少しお高めの(笑))コーヒーを味わうことができるそうですが、お喋りすると怒られてしまうお店もあったんだとか! 

まだオーディオ機器が一般的ではなかった昔ならではのお店ですよね。 

吉祥寺にはまだいくつかジャズ喫茶が残っているそうなので、ぜひ行ってみたいと思います!   

(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1977年ごろ、今はパルコになっている場所を撮影した写真。左に写っているジャズ喫茶「FUNKY」は今も場所を変えて営業しています!)

この授業での活動や幡野さんのお話を通して昔のダイヤ街の人情味溢れる様子を知り、当時を知らない私でさえも懐かしを感じました。  

最後に今も残るオススメ飲食店を伺ったところ、飲食店は移り変わりが激しく答えるのが難しいとのことでした。そんな中オススメしていただけたのはダイヤ街の「くぐつ草」というお店で、カレーが絶品なのだそうです。 

授業がオンラインでおこなわれているため、私たち今年度のコミュニティ演習の履修生は一度も皆で顔を合わせたことがないので、いつか履修生皆でカレーを食べたいなぁと思いました。(先生、お願いします!(笑))  

3回にわたって幡野さんからお話を伺えたことで、私たちだけでは知ることができなかった吉祥寺の歴史や当時の様子をたくさん知ることができました! 

今年度コミュニティ演習のテーマである『「コミュニティの記憶」から「記憶のコミュニティ」へ』の達成に近づけたように思います。 

幡野さん、本当にありがとうございました!!  

本年度のコミュニティ演習もいよいよ折り返し地点となりました。 

成果報告会にむけての準備も着々と進んでいます。 

コロナ禍により吉祥寺の街に赴くのが困難な状況ではありますが、「今だからこそできるコミュニティ演習」の成果をお届けできるよう、これからも楽しみながら授業に取り組んでいこうと思います!  

来週以降の授業では写真と思い出を共有するシステムの作成が本格的に始まります。 

次回のブログも楽しみにしていてくださいね!!  

文責:じまこ 

2020年10月30日金曜日

コミュニティ演習2020 第6回!

10月30日金曜日、本日は第6回目の授業でした。

前回に引き続き、今回もダイヤ街に詳しい幡野さんに色々とお話をうかがいました!前回幡野さんのお話から撮影場所を特定した写真も含め、写真を見ながら、さらにうかがいたい点や不思議に思う点について掘り下げていきました。また、それ以外にもそれぞれの写真が撮影された当時の出来事について、多くの話をうかがうことができました!

実際に幡野さんからお話をうかがう前に、司会担当の履修生を中心としてどんな質問をするか話し合っていたため、インタビューがとてもスムーズに進んだように感じました。

私は自分が担当する以下の2枚の写真について質問をしました。これらを含め、歳末から新年にかけてバーゲンセールをおこなっている様子を収めた写真が多数あったことが気になっていて、「これは近くの商店街が一丸となって実施したものなのか」、「今もこのようなイベントは行っているのか」などの点についてうかがいました。

1969年ごろの歳末のダイヤ街
(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

1970年ごろの吉祥寺駅前での歳末大売り出し抽選会
(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

幡野さんのお話では、この頃には商店街を盛り上げるため、店先にワゴンを並べてサービス品を売るようなイベントをしていたとのことです。私は吉祥寺の近くに住んでいるので、このようなイベントがあったら是非行きたかったのですが、今はやっていないそうで、少し残念でした。

幡野さん。前回に引き続き、貴重なお話を聞かせていただきまして本当にありがとうございました!

最後に、昔のダイヤ街の写真や幡野さんからうかがった話をネット上でどのように共有したら、私たちが感じている楽しさを伝えることができるかを話し合いました。とても多くの意見が出て、これからの展開が楽しみです!

来年の成果報告会に向けての準備も同時進行で進めていきます。私たちがおこなっている調査の面白さを伝えられるよう努力します。

次回11月6日も幡野さんのお話をうかがいます!お楽しみに!!

文責:ぱん

2020年10月21日水曜日

コミュニティ演習2020 第5回!

 10月16日(金)、コミュニティ演習第5回の授業が行われました!

今回はダイヤ街で商売を営まれていた幡野弘さんをお招きし、聞き取り調査を行いました。幡野さんはダイヤ街の歴史に非常にお詳しく、貴重なお話を沢山うかがうことができました!

授業は私たちが撮影場所をまだ特定できていない写真について質問しながら進みました。昔の地図等の資料だけでは撮影場所の特定に至らなかった写真も、幡野さんのお知恵をお借りすることで判明するなど、これまでの作業に大きな進展がみられました!

中でも私の担当写真のお話をさせていただきますと……

中央線が高架化される前の吉祥寺駅
(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

こちらは中央線が高架化される前の吉祥寺駅の写真なのですが、今までの調査ではどの方角から撮影されたのか、全く分からない状態でした……

しかし幡野さんにうかがった話から、旧協和銀行(現 SMBC日興証券)付近から撮影されたのではないかということがわかりました!!

また、写真を見ながら幡野さん御自身のダイヤ街にまつわる思い出を話していただき、オンライン上ではありますが、それらを一緒に共有しているかのような不思議な感覚がありました。実は私、授業後の休日に吉祥寺まで買い物に行ったのですが、普段何気なく眺めていた街並みやお店も、幡野さんの思い出や、写真で見る昔の姿と照らし合わせると違ったように見え、いつもとは異なる吉祥寺の景色を味わうことができました。

幡野さん、本当に貴重なお話をありがとうございました(^^)

学校行事の関係で、次回授業は11月30日となります。次回も引き続き幡野さんから話をうかがう予定ですのでお楽しみに!

文責:おます

2020年10月12日月曜日

コミュニティ演習2020 第4回!

 10月9日(金)、コミュニティ演習第4回目の授業が行われました!

今回は、写真の撮影場所や時期の分析結果を一つの表にまとめる作業をしました。

初めて分析をしたときはむずかしいな~と感じていましたが、何枚かやっていくうちにコツをつかんだり、別の写真に同じお店が出てくるのに気づいたりと、だんだんとダイヤ街の昔のお店の配置を覚えていったりするのがとても面白いと感じました!

一人ひとりが写真を分析してきた成果が一つの表にまとまると達成感を感じるものですね。

また、来週、昔のダイヤ街についてお話をしてくださる幡野さんが、ダイヤ街に関する色々な資料を提供してくださいました!

ありがとうございます!

この資料のおかげで、いままで手掛かりがあまりなかった写真の分析もかなりはかどりました。

「吉祥どんたく」のパレードの写真
(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

写真を見ていると、「吉祥寺どんたく」という文字の入った横断幕やプラカードをよく目にしました。5月におこなわれていたイベントのようなのですが、詳しいことはわかっていないので、来週幡野さんにお話をうかがうのがとても楽しみです!

他にも秋祭りや七夕まつりなど、季節のお祭りの写真が多いなと感じたので、お祭りの様子などもうかがえればと思います。

来週は幡野さんにお話をうかがうことで、写真だけではわからなかった事柄がたくさん解き明かされると思います。皆さんも楽しみにしていてください!

文責:ミツコ

2020年10月6日火曜日

コミュニティ演習2020 第3回!

 10月2日(金)、コミュニティ演習第3回の授業が行われました。

まず先週の宿題だった、『昔の吉祥寺について語ろう!』という電子掲示板のスレッドの中で出てくる吉祥寺ダイヤ街についての記述の調査結果をみんなで共有しました。

「ダイヤ街」だけではなく、ダイヤ街の昔の名称で書かれているところなどもピックアップする必要があるため、少し苦労しましたが、昔の吉祥寺を少し知ることができた気がして嬉しかったです。

同じお店の話が何回も出てきたり、昔の吉祥寺を懐かしむコメントが多く出てきたりして、読んでいるだけで少し暖かい気持ちになりました。

傷痍軍人がアコーディオンを弾いていたという思い出が頻繁に語られる歯科医院
(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

次に、先週と同じようにブレイクアウトルームを用いたグループワークで、昔のダイヤ街の写真の撮影場所の調査を行いました! 同じ写真を見ていても、気になる点が人によって違うところが面白いと感じました。

1枚の写真を丁寧に調査していくと、その写真が撮られた場所や時期が徐々に明確になり、とても楽しいです。撮影場所が特定された写真が先週から段々増えてきました。

しかし、写真を見るだけでは場所が確定できないものもあります。そのため、今後はダイヤ街をよく知っている人たちに聞き取り調査をおこない、撮影場所を確定していきます。また、ダイヤ街や写真をめぐる思い出も話していただき、記録する予定です。グループワークではその聞き取り調査に向けての話し合いもおこないました。どんな話がうかがえるのか、楽しみです!

文責:M. M.

2020年10月1日木曜日

コミュニティ演習2020 第2回!

 9月25日(金)、コミュニティ演習第2回目の授業がありました!

はじめに石川コレクションを見た学生から

「服装に時代を感じた」「バスの形がレトロでかわいい!」

といった感想がありました。

吉祥寺駅北口の旧「三角地帯」付近にあったとんかつ店「可酔亭」。一番手前に写っている自転車の籠に自転車鑑札が付いている(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

私はとんかつ屋の前に止まっている、一番手前の自転車にナンバープレートが付いていることに驚いたのですが、気になって調べてみると自転車鑑札というものでした。現在の車と同様、自転車に税金がかけられていた時のものみたいです。1958年に自転車荷車税が廃止されてから徐々に姿を消していったそうです。時代を感じますね。

次にGoogleマップで、今回昔の写真を調査する吉祥寺ダイヤ街の現在の様子を確認しました。新型コロナウイルスの影響で実際に訪問することが難しい中で、足を運ばなくても町の様子を知ることができる今の技術、ありがたいです。

現在のダイヤ街のマップ(出典:吉祥寺ダイヤ街公式サイト(http://www.daiyagai.com/map/))

現South zoneの通り、ローズナードから発展していったダイヤ街の歴史について授業で触れ、ダイヤ街商店街と呼ばれる前の吉祥寺駅北口商店街は、どこの範囲を指していたのか、聞き取り調査につなげたい疑問も生まれました。

そして今回、全151枚のダイヤ街の写真から履修生1人10枚づつ担当写真が決まりました。私は1枚多い11枚担当しますが、ラッキーだと思って頑張ります!

ブレイクアウトルームを用いたグループごとの撮影場所特定作業では、皆の観察力に驚きました。徐々に撮影場所と撮影時期の特定作業が進みつつあります!次回どこまで特定が進んでいるのかお楽しみに!

文責:おこめ

2020年9月24日木曜日

コミュニティ演習2020 第1回!

 みなさん初めまして、今期初めての学生ブログになります。

今年度いっぱい大学は原則オンライン授業になったので、この授業もインターネットを通しておこなうことになりました。

9月18日の初授業ではまず、「自己紹介」と「好きなこと」、「コミュニティ演習を受けようと思ったきっかけ」について履修生15人が一人一人話しました。

この授業をとろうと思ったきっかけは

「面白そうだったから、楽しそうだったから」

「自分の地元だからもっと知ってみたい」

「座学ではない外に出て動く授業をとってみたかったから」

など、様々な声が:)

ちなみに私は、昔の写真を見て歴史を感じることが好きなので、昔の吉祥寺の様子を知ることができたら楽しいだろうなと思い、履修を決めました。

自己紹介が終わった後は、今回授業を担当されている見城先生が2016年度に担当したコミュニティ演習の内容を報告。

1970年代半ばから1980年代半ばにかけて吉祥寺駅周辺で進んだ再開発の頃の写真を見ました。

中には、今年開業40年を迎えたパルコが建つ前の様子を写した写真も。再開発の中で、それまであったたくさんの小さなお店が撤退することになり、吉祥寺駅周辺の光景が大きく変化していることが分かりました。

年月をかけて街はいつも変化しているのだなと感じます。私の地元も再開発のため、小さいときにあったお店がなくなり、大きなショッピングセンターができて数年。

いまはショッピングセンターがある光景が当たり前になってしまいましたが、授業を受けてショッピングセンターができる前の街の様子が懐かしくなり、思わず昔の写真を調べてしまいました。

この授業を受けた後日、授業の復習をかねつつ吉祥寺までショッピングに行きました。授業でみた「イタリー野郎」という看板のある建物のランプが今も残っているということで、写真を撮りに…!

授業で見た写真(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)

同じ場所の現在の写真

皆さん見えますでしょうか?この建物はヨドバシカメラとガストの間の道を少し歩いた右手にある「白耳義館」で、今もランプは健在です!ベルギーを漢字にすると白耳義と書くなんて初めて知りました!昔にあったものが今も残っていると歴史を感じませんか?

私は木を見ると、この木を育てた人は、ずっと後にもこうしてその木を見てる人がいるなんて思っていたのだろうか?などと考えてしまいます。


左は2016年の授業のときに撮った写真、右は私が撮った写真です。どちらも同じ建物ですが(茶色のほう)、中に入っているお店がなくなったりして、全く雰囲気が違いますよね!4年間でもこんな変化が!

2016年の授業では、撮影された場所や時期が正確にはわからない写真について、写りこんでいる情報や昔の街を知っている人への聞き取り調査、昔の地図などを手がかりに特定し、「街の記憶を記録にする」ことが授業のメインテーマでした。

今回の授業では、吉祥寺を撮影した写真をめぐるさまざまな人びとの思い出を共有することが目標です

今回のブログはここまでです。また次回お会いしましょう!

文責:フネ

2020年9月22日火曜日

2020年度コミュニティ演習、はじまります!

 9月18日(金)から2020年度のコミュニティ演習がはじまります。今回のテーマは「『コミュニティの記憶』から『記憶のコミュニティ』へ」。2016年度のコミュニティ演習(テーマは「街についての記憶を記録に」)では、吉祥寺今昔写真館委員会の協力の下に、吉祥寺を撮り続けたアマチュアカメラマンである石川正一さんが残した2冊のアルバムに収められた写真の撮影時期と場所を突き止める作業を通じ、1970年代半ばから1980年代半ばにかけて進んだ吉祥寺駅周辺再開発の歴史を振り返りました(その成果については、最終成果報告会の発表資料と、報告会当日会場に展示した写真パネルをご覧ください)。

今回の授業ではこれらの成果を引き継ぎながら、吉祥寺を撮影した写真をめぐるさまざまな人びとの思い出を収集・共有する仕組みを考えます。年齢も居住地も異なる人たちが、吉祥寺という街をめぐる記憶(=コミュニティの記憶」)を媒介としてつながるネットワーク(=「記憶のコミュニティ」)を作り出していくための方法を模索していきます。

新型コロナウイルス感染症の影響で、授業を完全リモートで進めるのも今回の特徴です。その様子を随時このブログでご報告していきますのでお楽しみに!

今回の授業で扱う予定の昔の吉祥寺ダイヤ街の写真(提供:吉祥寺今昔写真館委員会)