11月27日、コミュニティ演習の第9回が行われました。残りの授業数も少なくなり、そろそろ最終報告についても考えなければいけません。私をはじめとして受講生も俄かに焦りだしています。そんな第9回では写真と記憶を共有するシステムの実用に向けてさらに作業を進めました。
3限の時間には、共有する写真につけるタグを考える作業を行いました。タグとは、閲覧者が写真を探すときの手がかりになるキーワードのようなもので、SNSの投稿に着けるハッシュタグ的な働きをするものだと筆者は理解していますが、厳密な違いはよく分かっていません。とにかく、情報の検索はこのタグをもとに行われるので、どのようなタグをつけるかはとても重要になります。
(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1964年ごろ、ローズナードを駅側から撮影した写真) |
上の写真は私がタグ付けを受け持った写真です。この写真には以下のようにタグを設定しました。
・吉祥寺・ダイヤ街・白黒写真・ローズナード・池田屋洋品・洋装しらかば・紳士服・ふくや・フクヤ・みつぎ画材・伊藤歯科医院・1964
「吉祥寺」や「ダイヤ街」など広い括りから、画面に映っている店名など細かい名称までタグに設定しました。というのは、閲覧する人がどのようなキーワードで写真を探すか分からないので、欲しい写真が見つかりやすいように綿密に設定しておく必要があるのです。
そう聞くと、「フクヤ」と「ふくや」のように同じ単語でも念のため別の表記でも設定したくなるのですが、システムを開発する側からすると細かいのが良いというわけでもないようで、その兼ね合いが難しいところです。
また4限には前回に引き続き
・理工学部の小川先生、小川ゼミの片野さん
・HiPITの矢口さん
のご説明のもと、写真と記憶の共有システムを実際に操作しました。WordPressというシステムを使って、写真や写真に関する記事を投稿できるほか、コメントを残すことで閲覧者同士が話し合うことも可能だそうです。写真と記憶を共有するシステムが着実に形になっているのが分かります。
ところで、上記のシステムのことを授業内やこのブログ内で我々は便宜上「写真と記憶を共有するシステム」と呼んでいますが、そろそろ名前が欲しいところです。字面がきれいでかつ響きのよいものがいいのですが、考えだすと思いつかないものですね。受講生一同思案を巡らせているので、近いうちに発表できるのではないと思います。
それでは今回はこのあたりで筆を置こうと思います。次回の報告にご期待下さい。
文責 冷え性
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