みなさん、こんにちは!今期6回目の学生ブログです。
5月17日に行われた第6回の授業では、精神に障害がある人の配偶者・パートナーの支援を考える会の前田直先生をお招きして、お話を伺いました。
前田直先生 |
3限は『配偶者・パートナーの困難と子ども支援』をテーマに、配偶者の立場に対する支援の現状や配偶者ならではの悩みなどをお話していただきました。
精神障害を抱える人やそれを支える人が集い、思いを共感しあう場所としての「家族会」の参加者はほとんどが「当事者の親」の立場の方々です。
そこで配偶者同士で集まり相談し合える場所が必要だと思った前田さんは「家族学習会<配偶者版>」を立ち上げました。
家族の問題を家族内で解決しようとするよりも、“誰かに頼る姿”をみせることが、結果的に子どものためになるため、支援を受けたり、家族会に参加したりすることが親の努めであると、前田さんはお話しくださいました。
しかし、配偶者の立場への支援は十分に行き届いていないのが現状です。
その理由としては
・当事者と血縁関係が無いため助けを求めると「別れればいい」と切り離されてしまう。
・結婚できてるんだから症状が軽いのではないかと思われてしまう。
・当事者の症状の原因は配偶者側にあると疑われてしまう。
・同居人がいるから支援は最低限でいいと考えられてしまう。
などが挙げられます。
社会が配偶者のおかれている立場を理解し、適切な支援を提供することが必要だと思いました。
4限には、3限の前田さんのお話を聞いた感想・意見を話し合いました。
いくつか紹介します。
・精神障害を抱える家族のうち、家族会に入っている割合が1%、そのうち配偶者の立場の人は4%という事実に驚いた。
・大人は「助ける側」で「助けられる側」ではないという考えがあるから、支援が行き届きにくいのではないか。
・専門知識をもつ人と繋がることの重要性を感じた。
最後に、今日学んだことを各自文章にまとめました。子どもの立場だけでなく、配偶者の立場を理解した上で、発表に臨みたいと思います。
ここまで読んでいただき、ありがとうございました。
来週もお楽しみに!
文責:たっっく
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