みなさん、こんにちは!今期7回目の学生ブログです。
5月24日に行われた第7回の授業では、東京大学医学部附属病院精神神経科の笠井清登先生と、熊倉陽介先生をお招きしました。
3限は、初めに笠井先生から、「家族をケアする子どもたち」ということを考えるための精神医学と思春期学についてのお話を伺いました。
生涯で少なくとも一度精神疾患を患う人の割合は、なんと4人に1人!
想像していたより多く、驚きました。
地域ごとに割合がどのように異なるのかについても気になりました。
さらに、精神疾患の大半は思春期・青年期までに発症するといわれています。
大学生の私たちにとっても、近しい問題だと思います。
また、日本は精神疾患において、医療にかかる手前のサービスが少ないそうです。
オーストラリアでは、子どもが周囲の人に黙って相談に行ける場所があるようですが、確かに日本には相談するまでのハードルが高いですね。
当事者の家族のみが病院に来ても、保健医療の制度から、当事者が来ないとサポートができないといわれてしまいます。
家族や身近な人にできることが多いにもかかわらず、制度によって制限されてしまうので、支援に繋がりにくい人も多いでしょう。
熊倉先生のワークショップでは、架空の事例を用いて、家族が精神疾患を患っている高校生本人や、その友人の立場から、問題を考えました。
私たちの班では、以下のような内容を話しました。
・どうしていいかわからない
・自分がどうしたいのかわからない
・相談する相手がいない
(例.部活の顧問の先生に相談すると、親に連絡がいってしまう場合や、相談したつもりが逆に注意されてしまう可能性があるなど)
・学校の売店の人や、図書館司書などには、話しやすいのでは
4限では、第2回のパネルディスカッションの動画を見て、分担して文字起こしを行いました。内容と直接関係のない言葉をどこまでケバ取りしていいのか、少し難しいと感じました。
最後に、本日の授業全体の感想を班で話し合いました。
中高生にこの内容を伝えるとしたら、精神疾患が身近な問題だと感じてもらえるように工夫したいです。
読んでいただき、ありがとうございました。
次回もお楽しみにしていてください!
文責:まっちゃ