2025年4月29日火曜日

コミュニティ演習2025第3回!

 みなさんこんにちは!

今回は、コミュニティ演習第3回のブログを書かせていただきます。

さて、4月28日の授業では、武蔵野市にある「そ〜らの家」というテンミリオンハウスを見学させていただきました。そこでは、主に職員の方からの説明や実際に利用されている方たちへの質問コーナー、そして今後の武蔵野市についてのお話を職員の方々とさせていただきました。

「そ~らの家」入口

まず、お邪魔させていただいた際の第一印象としては、利用される方と職員の方の笑顔がとても印象的でした。また、なかに入ったと同時に感じたのは、にぎやかで暖かい雰囲気でした。常に、利用される方々の話し声や笑い声が外まで聞こえてくるような雰囲気で、利用されている方々全員が楽しく過ごすことができ、一人ひとりのよりどころになっているのだなと感じました。そして部屋の中からの様子では、区切りのない開放感のあるリビングルームから色鮮やかな季節のお花を見ることができ、とても自然を感じられました。また、すぐ隣には地域住民も利用できる広場がありました。

部屋の中からの様子

はじめに、職員の方から「そ〜らの家」に関する説明をしていただきました。内容としては、「そ〜らの家」という名前になった由来や建物について、そして今までの歴史などをお聞きしました。他にも、「そ〜らの家」には毎月楽しめるレクリエーションプログラムがありました。例えば、月に2回のボイストレーニングがあったり、秋に発表会を控えているコーラスがあったりと多くの人との交流が楽しめるプログラムがありました。ちなみに、行われているプログラムは全てプロの方がボランティアとして教えてくださるそうです。うらやましいですね!他にも、部屋の壁には実際に利用者の方々が書かれた習字や絵手紙が飾られていました。どれも色鮮やかで繊細に書かれており、つい見入ってしまいました。また、利用される方たちも何より楽しいのは、ここに来ておしゃべりすること、そして、美味しいご飯を食べるときだそうです(^▽^)/

実際に利用者の方々が書いた絵手紙と習字


次に、実際にご利用されていた方々に質問をさせて頂きました。15人ほどの利用者の方々の前に立って、一人ひとつずつ質問をしていくという形式でした。とても緊張しましたが、みなさん初めましての私たちに優しく耳を傾けてくださいました。実際に質問した内容としては、「そ~らの家ではどのようなことをして過ごしているのか」や「一番好きなプログラムは何か」、「他のテンミリオンハウスではなくそ~らの家を利用する理由は何なのか」、また、「そ~らの家を知ったきっかけとは何か」など時間の許す限り多くの質問をさせていただきました。みなさん、私たちの素朴な疑問に真摯に考え答えてくださったり、時には笑いも交えてお話してくださったりと終始、笑顔が絶えない時間でした。また、人生の先輩として生きていくうえで大切にするべきことなど大変貴重なお話をしてくださり、とても勉強になりました!

利用されている方々への質問コーナー

また、質問コーナーが終わるとご用意して頂いていたおやつとともに、働いている職員の方に質問をさせて頂きました。実際に働く上でのやりがいに関してでは、なにより利用される方々が元気でいてくださることだそうです。この答えを聞いて、私が個人的に感じたのは利用される方と職員の方との心の距離が非常に近いなということでした。このように、実際に見学させていただき、目で見て、肌で感じるということが多くあったため、非常に貴重な経験をさせていただきました。

ご馳走になったおやつと月のプログラム表

また、質問の後にはこれからの武蔵野市について職員の方と意見交換を行いました。高齢者の方だけでなく、子どもや子育て世代の大人たち全員が地域とのつながりを持てるような地域作りについて熱く議論しました。実際に、武蔵野市だけでなく自分たちが住んでいる地域の話しなど東京都内だけでもさまざまな地域の交流や取り組みがあることを知ることができました。また、利用している方々、そしてそこで働く職員の方々が「そ〜らの家」を知るきっかけとなるのは広告や宣伝といったものではなく、友達や知り合いといった人と人との繋がりによって今に至るということを知りました。これらから、テンミリオンハウスは人と人とのつながりを大切に、地域とともに生きていくという「地域共生社会」のモデルにぴったりだなと今回の授業を通しより強く感じました。


職員の方からお話を聞いている様子

このようなテンミリオンハウスの魅力を、これからのフィールドワークや実際に足を運び、多くの人と交流をすることで伝えることが出来ればなと思います!

それでは、今回はここまでにさせていただきたいと思います。
最後まで読んでいただき、ありがとうございました!

来週はゴールデンウイークに入るので次の授業日は5月12日です。授業内容としては、各自のフィールドワークの計画立て、そして「くるみの木」というテンミリオンハウスを見学させていただく予定です。それでは、次回のブログも楽しみに!

みなさん、良いゴールデンウイークをお過ごしください。

文責:おっとりマイペースな亀さん

2025年4月23日水曜日

コミュニティ演習2025第2回!

 こんにちは

コミュニティ演習第2回目の授業が終了しました。

本日のメインテーマは、テンミリオンハウス「月見路」に実際に足を運ぶことでした。予定の時間までは、コミュニティ演習の授業の成果物について、班ごとに少し考えてみました。アイディア出しの材料として、2017年度と2022年度の成果物を見て意見を出しました。

成果物についてアイディア出し

話し合いでは思っていた以上に、皆が自分の意見表明をしていて、少人数だからできることであると改めて思いました!自分の意見を言いあえる、また相手を尊重できる空間こそ、より良いものを作る最適な環境ですよね!現代の日本人の一部は、相手のことや衝突を避けるために消極的になりがちですからね笑

このように色々成果物について話したのち、「月見路」さんに向かうため、約20分、吉祥寺駅に向かって歩きました。一緒に、月見路さんにお渡しする、2kgのお米も持っていきました。お米の価格高騰で大変!と世の中で言われているので、とても喜ばれました。
近くに標識があります。

人数が多いので、まず着席し、代表の方のお話と次に私たちからインタビューをさせていただきました。
やりがいのこと、組織運営のこと、お食事のこと、活動内容のこと、たくさんお話を聞きました。やはり、実際に足を運び色々な方からお話を聞くことこそ、次の疑問が生まれたり、より人と人とのコミュニケーションの難しさや楽しさを知ったりすると改めて実感しました。この演習で、大学外の方と関わる経験がとても貴重です。

また、お話を聞くだけでなく、実際の活動も見させていただきました。6人ほどの参加者が筍を目の前において絵葉書を作成していました。ちなみに筍は借りているものだそうで、実際にその後食べるわけではないそうです。
絵葉書の材料も用意されています。

個人的に、テンミリオンハウスの存在をこの授業で、初めて知りました。室内でお年寄りの方と若者として関わる経験は初めてで、どのような目線、言葉遣い、話す内容かを考えることに、正直緊張しました。同時に、これから何回か経験を重ねていくうちに、色々なお話を教えてくださり、またこちらも教えられることを信じ、楽しみな気持ちになります。
ちなみに、月見路さんでは、限定14食のお昼ご飯の提供、お菓子の提供もしており、それぞれ700円、100円で、定食、お茶とお菓子を頂けます。メニューは職員の方が2ヶ月前ほどから考え、試作し作っているそうなので、温かみのある、素敵なご飯時間を楽しめますね!
日替わりメニューも素敵な絵と共に記載されています。
わかりやすくホワイトボードに書いてあります。

そんなこんなで、30分という短い時間でしたが、とても充実した時間を過ごし、皆色々な思いや発見を抱いたと思います。
ご挨拶をして、帰りは、行きと反対側の通路から出て学校に戻りました。実は月見路さん、玄関へ向かう道が2つあり、誰でも通ることができるのです!帰り道の方向にはお庭があり、さまざまな美しいお花が植えられていました。



グリーンなガーデン

このテンミリオンハウスのテーマはグリーンだそうです。ハウスの外観はグリーンを基調にし、他の住宅の中でも目立つようにするけれど、馴染むようにも工夫されているというお話も伺いました。武蔵野市の取り組みでもありそうで、建築や外観について考えるのもとても面白そうですね。

教室に戻り、また成果物について話し合いました。加えて、実際に足を運んでみて何を感じたのか、テンミリオンハウスの活動が始まってから今のことを考えるにあたって、2000年から25年の間にどのような変化あったのか、について各班考えました。
成果物について、ある班は、動画作成で知らせよう!と思い、ある班は、ポスターや紙媒体で、知らせよう!と思いました。

今回はこの辺で終わらせます。
次回の授業からも個々の頑張り、班としての頑張りでより良いこの授業にとどまらずその先も何かアクションを起こせる充実した時間にしていきたいですね。

最後まで読んでくださりありがとうございます!

文責:犬と暮らす、犬と生きる

2025年4月15日火曜日

コミュニティ演習2025第1回!

 みなさん初めまして!今期初めての学生ブログです。

 4月14日の初回の授業は、初回とは思えないほどリラックスした雰囲気の中でスタートしました。2025年度のコミュニティ演習では「地域の安心感を高める仕組み」をテーマにテンミリオンハウス(以下、テンミリ)について調べていきます。

 最初に澁谷先生から授業目標についての説明を聞きました。上記のテーマをもとに、どのような支援があるのかを理解し、自分たちで収集した情報を私たちと同年代の若い世代に伝える「モデル研修会」とパンフレットの作成を目指します。最終的に澁谷先生が担当している授業で成果報告会を行うため、大勢の大学生に向けてテンミリについて沢山の情報を届けられるように頑張っていきたいと思います!

 次に自己紹介を行いました。名前や部活、アルバイト、この授業でやりたいこと、いつか行ってみたい場所、1か月以内に行ってみたい場所について一人一人発表していきました。このじゅぎょうを選んだ理由について発表している履修生もいて、みんなしっかりとした心構えでこの授業に臨んでいるのだなと感じました。

次にこれからの授業スケジュールについて聞きました。様々なテンミリに訪問できるそうなので、とてもわくわくしてきました!なんと武蔵野市には現在7つのテンミリがあるんです!この授業では班分けをしてフィールドワークを行うため、2017年度のコミュニティ演習を履修していた先輩方が一生懸命に作り上げたテンミリのパンフレットを参考に、自分が行きたいテンミリについて考えました。どこのテンミリも魅力的だということがパンフレットから伝わってきて、選ぶのが大変でした。班分けをした後、班ごとで集まり、自分たちが訪問するテンミリについて下調べを行いました。

班ごとに楽しく下調べしている様子

休憩をはさんで、2021年度のコミュニティ演習の先輩方が作り上げたヤングケアラーについての動画を観ました。どんなことを学んでいくのか、どういう視点で物事を見るのか、最終的にどのような形にして若者に伝えていくのか、などといったことを動画から学ぶことができました。また、授業ブログも毎週履修生が書くため、先輩方のブログを先生が紹介してくださいました。私はブログを書くことが初めてなので、先輩方のブログを参考に必死に書いております! 

最後に、班ごとにテンミリを訪問するフィールドワークではどのように行っていくかを班ごとで相談し合いました。限られた時間でどのような質問をするか、どのような順番で質問するかを決めました。

 

質問内容を相談している様子

来週はテンミリオンハウス「月見路」に履修生全員で訪問します!短い時間ですが、みんなで協力してより多くの情報を得られるように頑張りたいと思います。

 今回のブログはここまでです!これから履修生9名が授業の様子を一生懸命ブログに書き留めていきます。来週も更新お楽しみに!

 文責:愛猫がかわいすぎる


2025年4月12日土曜日

2025年度コミュニティ演習が始まります!

 2025年度のコミュニティ演習が、4月14日(月)から始まります!

2025年度のテーマは「地域の安心感を高める仕組み」。授業では、武蔵野市が地域における『共助』の取組として展開しているテンミリオンハウス事業を取り上げます。

テンミリオンハウスでは、高齢者が住み慣れた地域でいきいきと暮らしていけるよう、お手頃な値段で頂ける栄養たっぷりの昼食、体操やコーラスや手芸や囲碁などのプログラムなどが提供されています。その運営を担っているのは、地域の方々です。

しかし、武蔵野市で最初のテンミリオンハウス「川路さんち」ができてから、今年で25年。その間には、働き方、家族のあり方、人口構成、地域のあり方、物価など、さまざまな変化がありました。

今年度のコミュニティ演習では、7つのテンミリオンハウスのご協力を頂きながら、大学生の目を通して、テンミリオンハウスの魅力を発信し、今後に向けた提案を考えていきます。


テンミリオンハウス 川路さんち

文責:澁谷智子(担当教員)