みなさんこんにちは!今期3回目の学生ブログです。
4月26日に行われた第3回目の授業では、まず前回のぷるすあるはさんのお話の振り返りをしました。前回のぷるすあるはさんのお話を振り返ってみて、、、
・精神疾患は”誰のせいでもない”ということ
・親が精神疾患をかかえている子どもたちに対して、親の病名だけを伝えるのは十分ではないかもしれないということ
・家のことに関係なく接することが、彼らの心の救いになるかもしれないということ
という3点が特に重要だと感じました。
これらの重要な点をしっかりと押さえ、モデル研修会に活かしていければと思います!!!!
3限の後半では、ヤングケアラーについての絵本をそれぞれ読み、読んだ絵本について班内で発表しました。
私が読んだ絵本は、プルスアルハさんの
「ボクのことわすれちゃったの?ーお父さんはアルコール依存症ー」です。
小学校低学年の主人公ハルのお父さんは、お酒を飲んでばかりでお母さんとケンカになったり、ケガをして救急車で運ばれたりしていました。そんなお父さんが、入院したことをきっかけに専門治療を受けることになります。お母さんはハルにもお父さんの病気のことを話し、ハルはお父さんの病気は誰のせいでもないことを理解します。それからハルはお父さんに向けて手紙を書きはじめ、家族が回復の道を歩きはじめる様子が描かれています。
他人事ではなく、アルコール依存症は病気であるということを社会が理解し、正しい知識を一人一人が身につけることが大事だと感じさせられる心温まる絵本でした。
そして4限は、毎日新聞で掲載されている「ヤングケアラー〜幼き介護」の記事、また、NHKで放送されている「時論公論」という番組でヤングケアラーについて取り上げられた映像を観ました。
※ヤングケアラーとは、通学や仕事をしながら障害や病気のある祖父母などの家族を介護や世話をする18歳未満の子供をさします。
毎日新聞「ヤングケアラー〜幼き介護」の記事では、ヤングケアラーの方の実体験やエピソード、またインタビューといった質的調査や全国のヤングケアラー調査などの量的調査が行われていました。
私は、授業を受けるまでこの記事の存在を知らなかったのですが、この「ヤングケアラー〜幼き介護」は、過去1年間の優れた新聞報道を表彰する第25回新聞労連ジャーナリズム大賞で、優秀賞に選ばれたそうです…!
NHK「時論公論」では、まずヤングケアラー とは何か、またその実態などを大人向けに伝えていて、普段見るニュースよりも分かりやすい文面だと感じました。
最近ニュースなどで「ヤングケアラー」という単語を聞く機会が増えたと思います。
しかし、現状ではヤングケアラーについて知る機会が少ないため、あまり実態は知られていません。私自身もその一人でした。
今現在、ヤングケアラーはクラスに約2人の割合で存在しています。
一人で苦しんでいる子供を救うためにも、私たちがヤングケアラーについてまずは知り、理解することが大事だと考えました。
今回の授業では最後に、今までの授業内容について1分間でどのように説明するか、個人個人で考えました。どの部分の内容を重要視するか、また1分間という短い時間でどのように分かりやすく説明できるのかといった点を踏まえ、一人一人が様々な意見を出しました。
来週は毎日新聞の田中裕之さんをお招きしてお話を伺います。実際に精神疾患の親を持つ子どもについて記事を書いている方にお話をしていただく貴重な機会です。
最後に、今回の授業で扱った毎日新聞「ヤングケアラー〜幼き介護」のURLを貼らせていただきます。少しでもヤングケアラーに関心を持った方は、是非こちらをチェックしてみてください!
※一部有料記事が含まれます。
https://mainichi.jp/youngcarers/
毎日新聞「ヤングケアラー〜幼き介護」
さて、今週のブログはここまでです。
来週もお楽しみに…!
文責:タルギ