成蹊大学文学部現代社会学科の「コミュニティ演習」のページです。この授業は武蔵野市をフィールドとして、学生たちが地域に暮らす人びとと実際に触れ合いながら、地域が抱える具体的な課題について考え、その知見を発信していくことを目的とした実践型の演習科目です。開講9年目にあたる2023年度のテーマは「都市における地産地消ー都市農業がうむ新しいつながり」です。このページでは、この授業の日々の様子を学生たちがつづっていきます。
2023年7月10日(月)16時より、成蹊大学6号館5階502教室にて今年度の成果報告会をおこないます。予約不要です。 ぜひお越しください!
2020年11月16日月曜日
コミュニティ演習2020 第8回!
2020年11月11日水曜日
コミュニティ演習2020 第7回!
11月6日(金)、コミュニティ演習第7回の授業が行われました!
前回、前々回に引き続き、ダイヤ街でお店を営んでいらっしゃった幡野弘さんをお招きし、聞き取り調査を行いました。
前回までは昔のダイヤ街の写真に関するお話を伺ってきましたが、今回は第3回のブログでも取り上げた電子掲示板のスレッド『昔の吉祥寺について語ろう!』にあった気になる点や、幡野さん自身の思い出話など、より深いところまで掘り下げてお話していただけました!
(こちらの写真は、先日幡野さんがダイヤ街のアーケードの上へ登った際に撮影し、提供して下さったお写真です。上から見下ろすダイヤ街なんてなかなか見られませんよね!) |
今回伺ったお話は、シェーキーズの変遷や甘味処やなぎ放火事件の真相、などなど非常に興味深いものばかりでしたが、中でも私が一番印象的だったのはジャズ喫茶のお話です!
今の私たちにとってジャズ喫茶はあまり馴染みのないものですが、以前の吉祥寺には至る所にジャズ喫茶があり、「ジャズ喫茶ブーム」が巻き起こっていたそうです。
ジャズのレコードを聴きながら(普通の喫茶店より少しお高めの(笑))コーヒーを味わうことができるそうですが、お喋りすると怒られてしまうお店もあったんだとか!
まだオーディオ機器が一般的ではなかった昔ならではのお店ですよね。
吉祥寺にはまだいくつかジャズ喫茶が残っているそうなので、ぜひ行ってみたいと思います!
(提供:吉祥寺今昔写真館委員会。1977年ごろ、今はパルコになっている場所を撮影した写真。左に写っているジャズ喫茶「FUNKY」は今も場所を変えて営業しています!) |
この授業での活動や幡野さんのお話を通して昔のダイヤ街の人情味溢れる様子を知り、当時を知らない私でさえも懐かしを感じました。
最後に今も残るオススメ飲食店を伺ったところ、飲食店は移り変わりが激しく答えるのが難しいとのことでした。そんな中オススメしていただけたのはダイヤ街の「くぐつ草」というお店で、カレーが絶品なのだそうです。
授業がオンラインでおこなわれているため、私たち今年度のコミュニティ演習の履修生は一度も皆で顔を合わせたことがないので、いつか履修生皆でカレーを食べたいなぁと思いました。(先生、お願いします!(笑))
3回にわたって幡野さんからお話を伺えたことで、私たちだけでは知ることができなかった吉祥寺の歴史や当時の様子をたくさん知ることができました!
今年度コミュニティ演習のテーマである『「コミュニティの記憶」から「記憶のコミュニティ」へ』の達成に近づけたように思います。
幡野さん、本当にありがとうございました!!
本年度のコミュニティ演習もいよいよ折り返し地点となりました。
成果報告会にむけての準備も着々と進んでいます。
コロナ禍により吉祥寺の街に赴くのが困難な状況ではありますが、「今だからこそできるコミュニティ演習」の成果をお届けできるよう、これからも楽しみながら授業に取り組んでいこうと思います!
来週以降の授業では写真と思い出を共有するシステムの作成が本格的に始まります。
次回のブログも楽しみにしていてくださいね!!
文責:じまこ